何度「やめて!」と言ってもやめてくれない子の対処法

こんにちは、ちゃママです。

先日、カゼで2日間休んだ息子。

学校に行くようになって2〜3日してから、

「最近学校で困ったことはない?」

「ん~あるけど言わない」

「…解決できそう?」

「うん」

こんな話をしていました。

目次

困ったときの本頼み

休んでいたから勉強のことかな?と思い、ひとまず見守ることにしました。

そして3日ほど前。
わたしが図書館から借りてきた本のなかで、全く見ていなかったこの本。

「(お?読んでるぞ?)」と思ったら、マンガの部分だけを見て「もう一冊読んじゃった♪」と言っていました。

ところが、その翌日。
外遊びから帰ってくると、また本を開いて解説の部分も読んでいました。

「あ~、知りたいことがこの本には書いてなーい」

「知りたいこと?孫子じゃダメだったか」

「”相手と戦わないで勝てる方法”ってなんだよー」

「ん???」(まだ読んでいないわたし)

困っていたのは交友関係

その日の消灯後、もう一度聞いてみました。

「そういえば、困ってたことは解決した?」

「ん~少し?まだ完全には解決してない」

「そっか、解決してないのか。ちなみにどんなこと?」

勉強関係のことではなさそうなので、聞いてみました。

「Lくんが『やめて』って言ってもちょっかい出してくるんだよ」

わたしは運動会で見たことが頭に浮かびました。

息子の応援席の様子を見に行ったとき、隣に座っていたLくんが大声で応援しながら息子の太ももをガシッとつかむなど、なにかとちょっかいを出していました。

息子はその手を振り払おうとしていて、口では明らかに「やめて!」と何度も言っていました

最近はクラスの友だちと数人でLくんの家に遊びに行く日もあったので、まさか悩みの種がLくんだったとは思わず。。

「『やめて』って言ってもやめてくれないって、どうしたらいいんだろうね?」

「ホントに!」

「他の子には?」

「なぜかオレに近づいてくるんだよ」

「ん~困ったね…」

「『先生に言うよ』って言えば、オレの今までの悪いことも全部言うって言われるし」

「今までの悪いことって、心当たりあるの?w」

「ん~、わかんないけど、先生は怒るとめっちゃ怖いからね?」

「でもLくんだってイヤなことしてるんだから、(息子)にも悪いところがあったなら『ごめん』って謝ればいいんじゃない?」

「それはそうなんだけど…」

「(…先生に怒られたくないのね;)。今月はアンケートやった?」

「まだやってない」

息子の小学校では、定期的に「お友だちにイヤなことをされていないか」などのアンケートがあります。

1年生のころは言い返されるのが怖くて「やめて!」が言えず、アンケートに書いて交友関係のいざこざを解決したことがありました。

子どもに「いじめられたらどうしたらいいの?」と聞かれた話

2年生のいまは「やめて!」と言えるようになったけれど、相手が全然やめてくれなくて困っているというわけです。

息子は先生に教えたい気持ちがある一方で、自分も怒られるのではないかと、先生が怖すぎて言うに言えないようです。

孫子の兵法を読んでみた

息子が言っていたのはこれかな?(一部抜粋)

ケンカしないで勝つには?
相手と戦わないで勝てる方法ってあるの?

「上兵は謀(ぼう)を打つ」

…相手を戦いたくない気持ちにさせたら勝ち!(こども訳)

孫子せんせいは、戦わないで勝つのが本当にすごいことだといっていたよね。
「謀を打つ」というのは、相手がしようとしていることを見抜いて、先にそれをできないようにしてしまうこと。

そうすることで、自分に有利な状況をつくって、相手を戦いたくない気持ちにさせてしまうんだ。

逆に1番よくないといっているのは、相手に正面からぶつかる戦い方だよ。

正面からぶつかるのは、追い詰められて、ほかになにもできなくなってしまったときの戦い方なんだ。

戦わないで勝つためにやるべきことは、頭を使って、相手がなにを考えているのかを見抜くこと。

そうすれば、むだな戦いをしないで勝利できるはずだよ。

頭を使う…

マンガの部分には、

  1. 先生に相談する
  2. 相手の親に言いつける
  3. 勇気を出して直接文句を言う
と書かれていました。

3、すでに直接言っている。
1、自分も怒られるかもしれないw
2…?

でも、前にLくんのお母さんに「イヤなことを言われた」と言いつけたときは、「まぁいいじゃない」と言われてしまいました。

【悩】子どもに「やられたらやり返せ!」と教えるべきなのか

「もう同じクラスになりたくない。来年も同じクラスなら転校する」

とまで言っていた息子。

果たして今回はどうするのだろうか…

息子のとった行動

昨日。

「もぉ~~~許さない!」

と、怒って帰ってきました。

どうやら帰り道でLくんにカンチョウされたらしく、Lくんの家に寄って直接お母さんに言いつけてきたと(>_<)

息子は2番を実行しました。

 

今日はどうだったのか、帰宅後に聞きました。

「Lくんからのイヤがらせはなくなったけど、今度はMちゃんから~された」

「Mちゃんw!(1年生のとき隣の席になって苦労した子じゃん;)」

「ま、『Mちゃんらしいな』って言っておいたけど」

「へぇ~動じないっていううまいかわし方じゃない?」

「まぁね」

「Lくんは、お母さんが注意してくれたのかな?」

「そうじゃない?」

「じゃぁ話してきてよかったね」

というわけで、しばらくはおさまると思います。

思いたい。。

おさまってくれっ!

ちゃママまとめ

何度言ってもイヤなことをやめてくれない友だちには、

  1. 先生に相談する
  2. 相手の親に言いつける
  3. 勇気を出して直接文句を言う

そして相手と戦わないで勝てる方法は、「相手がしようとしていることを見抜く」。

でも見抜くのは、息子には難しいと思います。

だって、やめてと言ってもやめない子が次に何をしてくるかなんて、わたしにも見抜けないもんw

よくある「好きの裏返し」にしても、息子が転校したいと思うくらいはやりすぎ。。

小2になった息子は「やめろ!」とLくんに言うだけでなく、自分の気持ちをLくんのお母さんに伝えてきました。

やはり、低学年のうちはまだ子どもたちだけで解決するのは難しいですね。

※ちなみに、親が相手の親に直接言うのは避けましょう。
遊びにきた女の子が話していたのですが、LくんとRくんのお母さんがケンカしているらしいです;
詳細は不明ですが、トラブルのもとになりかねません。

 

相手の気持ちを想像したり、察する訓練を子どものころから積んでいけば、思いやりのある人間に成長するそうです。

自慢してくるお友達にできるたった1つのこと

このままLくんの行動がおさまって、穏やかに夏休みを迎えてくれればいいと願います。

 

今回息子が読んだ「こども孫子の兵法」

「ものすごく頭にきたら?」
「解決できない問題があるときどうする?」
「いやなことをされたらやり返す?」

など、他にも息子の役に立った話があったのかもしれません。

1年生のころも本が息子を助けてくれました。

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