「本好きな子に育てたい」読書のモチベーションを上げる方法

こんにちは、ちゃママです。

あなたはお子さんへの読み聞かせ、やっていますか?

1日10分でも、1冊でもそんな時間を持つことは、親子の触れ合いだけでなく、子どもが本を好きになるきっかけになります。

インターネットや映像が大きな影響をもつ時代になっても「読書の好きな子に育てたい」と思いますよね。

読書で得た力はすぐには現れなくても、幼児期に絵本を読んでもらった体験が、知らず知らずのうちに人格の形成にもつながっているといいます。

読書好きな子は、本を読むことで得た知識や見方、考え方が蓄えになっています。

その潜在的に蓄えられた力が、その後の読書によってさらに広がり、生きる力となっていくのだそうです。

では、読書好きな子が蓄えている力とは具体的にどういうものなのでしょうか?

そして、親が読書のモチベーションを上げる方法とは?

目次

読書で蓄えられる力

集中してものごとを考える力

集中する力は、子どもにとって自分の能力を伸ばす上で大きな役割を果たします。

本が好きな子は、どこでも気軽に本を取り出し、短い時間でも集中して本の世界に入り込み、読むことに浸ることができます。

この繰り返しが、集中するという見えない力になっていくのだそうです。

国語の授業で、長い文章が読める、伝えたいことを適切に書けるということは、かなり長い時間の集中力が必要です。

読書で育つ”集中する力”の果たす役割は大きいのです。

場や状況を判断する力

場や状況を判断する力は、学習内容を理解し、それに関わる考えを整理するときに必要になります。

また、国語の授業で発言を控えていても、発言を求められると考えや意見を発表する子は、自分の出番を知り、主題や意図をまとめるという難しい学習にも力を発揮するのだそうです。

豊かな表現力を生み出す語彙力

語彙が豊かな子とそうでない子の違いは、トラブルが起こったときに表れます。

語彙の豊かな子は、トラブルを起こしても素直に詫びる言葉や感謝の言葉を知っていて使えます。
その結果、トラブルを力にして生きる力を蓄えていきます。

一方、言葉を適切に使えない子は、トラブルで人間関係を傷つけ、信頼関係をもろくします。
語彙の量が少なく、気持ちを上手に表現できず、トラブルが増加するのです。

語彙をたくさん持っている子は、出来事に対して言葉を選び、考えて話します。

語彙力は本を読むことに密接に繋がっているのです。

適切に経験したことや考えを書く力

読書好きな子は、書くことを厭わないそうです。

授業で文章を書く課題に対しても、鉛筆を持ってすぐに書き出す子がいます。
すぐに書き出さなくても、思考して書くことを探しているという態度を見せる子もいます。

一方、書くことを指示されると嫌な顔をする子は、面倒で書くことがないと思い込んでいます。

そして、「うれしい」「楽しい」という概念的な言葉を使っているので、「もう少し詳しく」という指導を受けることが多くなるのだそうです。

書く力は、思考力表現力を育てる大事な活動です。

書きたい、読みたい気持ちを支える想像力

読書好きな子には想像力があります。

本を読んでいると目の前にアニメのように出来事が浮かんできたり、その時に自分だったらどうしただろうと想像したりしているのです。

物語を書くという授業でも、読書好きな子は制限時間を越えても文章を書き続けるくらい、次々と書きたい気持ちが出てくるのだそうです。

読書好きにするために親ができること

読書のモチベーションを上げるには、「自分はできるという気持ちを持たせること」「できたという成功体験を積み重ねること」が大切なのだそうです。

そして、

  • 読書環境を整え、本を読みたくなるような雰囲気を作り、読書する気持ちを持たせる
  • 読書をしているときは、集中しているときであり、一区切りするまで、待つ、見守るというゆとりを持つ
  • 幼児期から小学校低学年には本好きだったが、中学年頃から本を読まない子が増えるので、本離れにならないような工夫をする
  • 本を読むことに憧れの気持ちを伸ばし、読書の自己肯定感・自尊感情を持たせる
  • 本を選ぶ、すすめる、紹介をするという活動を繰り返し、読書に関わる人間関係づくりをすすめる

ちゃママまとめ

今日学校から帰ってきた息子は、すぐに雪遊びに行きました。

そして、いまさっき雪遊びから帰ってきた息子は、わたしが借りてきた図書館の本を読み始めました。

宿題はまだやっていないけど、

「もう56ページまで読んじゃった」

「早っ!」

このわたしのたったひと言でも「自分は本を読むのが得意♪」という気持ちになります。

「まずは宿題やりなさい!」ではなく、いま夢中になっていることを一区切りするまで待つ、見守る、大切ですね。

 

「何かの本で読んだことがある!」と本で知った経験を生かし、人の心を引きつける考えを持って行動できる子。

そんな子は、みんなから一目置かれる存在となり、人に囲まれる人になる気がしますよね。

 

小学校で読書が好きになった人は、大人になっても本を読む時間が幸せな時だという人が多いそうです。

小学校の読書体験は、生涯の読書の基礎をつくります。

 

そして、生きる力の根っこには「楽しい」がないと長続きしません。

本好きな子は、読書をするときは「楽しい時間」「幸せな時間」と捉えています。

つまり、読書を「楽しい」と捉える子は、幸せな子なのです。

 

過去の記事も参考に、本を身近に、そして好きな子に☆

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