こんにちは、ちゃママです。
最近、生まれ順別の性格診断みたいな番組を見るたびに、
「少しは関係あるかもしれないけれど、統計的に多いだけで、結局は”親の育て方しだい”じゃない?」
と感じるのはわたしだけでしょうか??
特に”ひとりっ子”は、”変わり者”みたいなラベリングがされているので、息子には見せないようにしています(笑)
【必見】子どもの能力を最大化する「ラベリング理論」とは?それでは本題へ・・・
子どもが言うことを聞かないからといって、大声で怒鳴ったりガミガミ怒ったりする子育ては、本当に疲れますし自己嫌悪に陥ることもあります。
親子の絆が深まり、子どもが自然に社会のルールを守るしつけ方があるとすれば、実践したいものですよね。
生涯学習開発財団認定コーチでフリーライターの川井道子さんなどの本を参考に、そんなしつけ方をまとめてみました。
わたしが読んだのは男の子に関しての本でしたが、男女問わず使える方法だと思います。
目次
子育てコーチングとは
そもそもコーチングとは、
ゴールを設定する
↓
現状を把握して、問題点をはっきりさせる
↓
問題解決のための行動を考える
という流れで目標を達成する技術で、ビジネスの場面で多く使われています。
このコーチングの技術を生かして、親が現状を見つめ直し、自分の考え方や子供への接し方を変えていくことが子育てコーチングです。
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」
という言葉があります。
子どもの行動を無理に理解しようとしたり、矯正しようとしたりするよりも、自分の接し方を変えて子どもに伝わるコミュニケーションを取ったほうがお互いに良いのです。
子育てコーチングは、自分の心に気づき、子どもとより良く接することを目標とするコミュニケーション方法の1つと考えてみてください。
コーチング視点の接し方
では、具体的に子どもにはどう接するのがいいのでしょうか?
傾聴
子どもの気持ちをよく聞くこと。
そして、しっかり聞いているということを子どもに伝える。
用事をしている手を止める、子どもの目を見る、しっかりうなずいて聞く、など。
承認
子どもの気持ちを受け止めること。
「学校に行きたくない」と言われたら、「そうか、行きたくないんだね」といったんはストンと受け止める。
アドバイスをするならその後にする。
リフレイン(おうむ返し)
子どもの話を繰り返すこと。
「今日、こんなことがあったの」「そう、今日そんなことがあったんだ」と、単純に内容を繰り返してみるだけでも、子どもは話しやすくなる。
リフレーミング
「子どもとは〇〇なもの」「子育てはこうあらねばならない」という思い込みを捨てる。
「~せねばならない」と思うからこそ、できないといらだちが募るもの。
私メッセージ(アイメッセージ)
「〇〇しなさい」というのをやめて、「お母さんは〇〇してくれるとうれしいな」「そういうことをされると、お母さんは困っちゃうよ」とあくまでも自分を主語にして伝える。
質問
「どうしてあなたは〇〇なの?」という、答えられない質問をしない。
「学校に行けないのは、何が原因かな?」「どうしたら行けると思う?」など、一緒に答えを探す姿勢を見せる。
沈黙
子どもに問いかけるときは、なるべく時間をかけてゆっくりと。
子どもが黙っているときには、たたみかけるような質問はせずに、ゆっくりと答えを待つ。
ちなみに、コーチングの基本は、じっと耳を傾けて話を聞く「傾聴」と、相手の良い点や頑張りを認める「承認」だそうです。
年齢別の傾向と起こりがちなトラブル
2~3歳
- イヤイヤが多くなる(自我が芽生える)
- 駄々っ子
力づくで押さえつけようとせず、いったん子どもの気持ちを受け入れる。
4~6歳
- 戦いごっこや乱暴な振る舞いが増える(強くなりたい気持ちが大きくなる)
- 騒ぐ
- 甘えん坊
静かにしなければいけない理由を具体的に教える。
どうすれば静かにできるかをあらかじめ子どもと一緒に考えておく。
無理にお兄ちゃんらしくさせるのではなく、スキンシップや抱っこなどをして存分に甘えさせ、安心感を与える。
7~9歳
- 集団行動ができない
- 集中力に欠ける
- 友達とケンカをする
- 仲間はずれにされる
子どもの気持ちを受け止め、ネガティブな気持ちを吐き出させる。
そのうえで、どうするか子ども自身に考えさせる。
子どもの話をしっかりと聞いて状況を把握する。子どもの気持ちに寄り添い「いつでも話を聞くよ」というメッセージを送り続ける。
10~12歳
- 攻撃的になる
- 気分のむらが激しい
- 朝、起きない
- 片付けができない
どうすれば朝起きられるのか子どもと話し合い、対策を子どもに選ばせる。
起きられなくても自分の責任だと自覚させる。
まずは一緒に片づけながら片づけの仕方を教え、いらないものは処分させる。
そのあとは本人の責任として、親は手だしをしない。
ちゃママまとめ
わたしは息子が2歳のイヤイヤ期のころに「何かいい方法はないのかな?」と本を探し、この子育てコーチングのことを知りました。
そのころから今でも多くを取り入れています。
「小学校に行きたくない病」になっても、息子の話をゆっくり聞き、一度受け入れて共感することで、
「いつでも自分の言ったことをわかってくれる」
「一緒に考えてくれる」
という信頼が生まれているため、素直な気持ちを話してくれるのだと思っています。
特に小さいころは、おうむ返しやアイメッセージが効果絶大でした。
子どもの話をきちんと聞いてあげることは自己肯定感も育ちます。
子育ては気づいた時がはじめどき。
自分を変えるのは根気がいるように思えますが、悪い習慣をいい習慣に変えればいいだけです。
やるかやらないかなのです。
我慢して「怒らないママ」になるのではなく、自然に怒らなくて済む工夫をすれば、子どもも少しずつ変わっていくと思います。
少しアマゾンで調べてみたら、この本の評価がいいようです。
他にもたくさんコーチングの本はありますので、あなたがいい本に出会えますように☆
わたしがやってきた声かけなどの例(実践編)はこちらを参考にしてください。
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