IQがわかる「知能テスト」の問題のつくり方とは

こんにちは、雑学好きのちゃママです。

2年生になってまもなく、知能テストが行われました。
結果は教えてもらえないのですが、とても気になりますよね。

そもそも「知能」とはどんな能力のことをいうのでしょう?
知能の研究が始まってから100年以上たった現在でも、研究者ごとにさまざまな定義があるそうです。

そんな知能をはかる「知能テスト」はどうやって作られるのか、本を参考にまとめてみました。

知能テストの原型

1905年、フランスの心理学者・ビネとシモンが作成したテスト。
このテストの目的は、発達に遅れがある子どもを見つけることでした。

2人はまず、たくさんの問題を子どもたちに解かせました。
そして、たとえば「5歳の平均的な子どもなら解ける問題」を集めて、5歳児の発達をはかるテストにしました。

この実際の人間の成績にもとづいてつくったテストが、現在の知能テストの原型になりました。

IQとは

知能テストの結果は、IQ(Intelligence Quotient:知能指数)として数値化されます。

IQの起源は、ビネが提唱した「精神年齢」です。
精神年齢は、知能テストをどの年齢水準の問題まで解けたかで定義されます。

最初のIQ(比率IQ)は、「精神年齢を実際の年齢(肉体年齢)で割り、100をかけたもの」と定義されました。

たとえば5歳の子どもが10歳の問題までできた場合、肉体年齢が5、精神年齢が10なので、比率IQは200となります。

しかし、ほとんどの問題は児童用で15~16歳程度までしかなく、また、年齢を重ねるほど分母の数(肉体年齢)が増してIQが低く出るため、成人のIQを適切にはかることはできませんでした。

このような問題をふまえ、成人のIQも求められるように算出方法が改良されました。

現在は「集団の上位何%に位置するか」をあらわす「偏差IQ」が使用されています。

たとえば「IQ145」とは、集団のなかで上位0.1%に位置するという意味です。
「IQ130」は上位2%、「IQ115」は上位16%、そして「IQ100」は上位から50%、つまり平均的な知能であることを表しています。
(入試の難易度をあらわす「偏差値」と同じようなもの)

ちなみに、意味のある偏差IQの値は45~145の範囲です。
145以上や45以下のIQの値は誤差が大きく、あまり意味がないのだそうです。

知能テストと普通のテストの違い

学校のテストでは、たとえば確率をあつかう能力をはかりたい場合は、確率を使って解く問題をつくります。

知能そのものをはかることができる問題は存在しないため、知能テストは「高い能力をもつ人がよく解ける問題をとにかく集める」という方法でつくられます。

その際の問題の内容は、どんなものでもよいといいます。

知能テストのつくりかた

まず、ある学校の学生全員など、すでに学業の成績で順位が決まっている数千人規模の集団を用意します。
この集団では、成績の順位が高い人ほど、高い知能をもっていると期待できます。

この集団に、さまざまな種類の問題を大量に解いてもらいます。
そして、どんな人が問題を正解したかによって、問題を分類します。

たとえば、誰でも解ける問題や、誰にも解けない問題、成績のよしあしに関係なく、一部の人が解ける問題がわかります。

そして、成績がよい人はよく解けるけれど、成績の悪い人は解けないという問題が見つかります。

この「成績がよい人はよく解けるけれど、成績の悪い人は解けないという問題」を集めたものが、知能テストです。

知能テストに、一見すると知能とは無関係に思われる問題がふくまれるのは、このようなつくり方をしているためです。

「一番長い川はどの大陸にあるか」などという、一見知能に無関係に思える問題も、よい知能テストの問題になりうるのです。

ちゃママまとめ

どんな内容の問題かにかかわらず「成績のよい人が正答し、成績の悪い人が正答できない問題」という基準で問題を集めている。

知能テストを多く正解した人は、高い知能を持っている可能性がある。

ちなみに、子どものころのIQが生涯続くわけではないそうです。

さまざまな問題を解くことで、その子の得意なことや不得意なことなどがわかります。
先生は知能テストの結果をふまえて、どんなサポートをしていけばいいのかなど指導の参考にするそうです。

親としては結果が気になりますが、子どものIQを知ったことで変な先入観を持ったりレッテルを貼ったりしてしまいかねないので、知らない方がいいかもしれませんね(^-^;

テストの問題が秘密なのは、次回のテストを作るためにデータを集めているからかもしれませんね。(←これは憶測)

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