こんにちは、ちゃママです。
今日2018年6月26日放送の「スッキリ」のなかで、いじめについて取り上げられていました。
スタジオに来た日本テレビの記者・報道キャスターの岸田雪子さんは、子どもがいじめによる自殺で亡くなったご遺族や、いじめを受けながらも周りの大人たちからの関わりによって命をとりとめてきた子どもたちなどを取材してきました。
子どもは親が大好きなので「心配はかけたくない」とどうしてもいじめを隠してしまいがちです。
大人側が気づいてあげることが非常に大切になるのです。
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いじめに気づくための3つのポイント
学校が気づくのが一番ですが、親の立場から気づけるポイントは3つあるそうです。
スマホとの関わり方
LINEなどが気になり、食事中もテーブルの上にスマホをずっと置いている子どもがいると思います。
そんな子どもが急にスマホを見なくなった場合、ネットいじめなどがある可能性があります。
ネットいじめはインターネットの中だけで行われているのではなく、実際の教室でのいじめと連動して起きていることがほとんどです。
筆箱・体操着袋など
日常、学校で使う持ち物が不自然に壊れていたり、悪口が落書きされていたりすることから発覚することがあります。
親の財布
いじめられてお金をとられたり、おごらされることがいつも続いていることがあります。
親のお金をとって渡すしかない子どもたちにとっては、自分も罪悪感があります。
いっそう親にも他の大人にも相談しにくく、一人で悩んでしまいがちです。
いじめは友だち関係から起きることが多いので、日常の会話の中で「仲良しだったのに何か違うな」などのサインが出ている場合があります。
また、「眠れない様子だな」「ずいぶんイライラしていることが続くな」などのサインも気づくきっかけになる場合があります。
大人の対応が大切
加藤浩次さん
「いじめられている子は自分が悪いと勝手に思ってしまって、親に言えないことがある。
当然、いじめている子が悪いが、なんでいじめられている子がそんな気持ちにならなければいけないのか。
日本という社会の問題もあると思う。根本的に、少数派・マイノリティな人間を排除してしまうところがある。
何かに詳しかったり、誰かにはっきりものが言えたりする子がいじめにあっている気がする」
ロバートキャンベルさん
「日本だけの問題ではない。アメリカでもいじめ問題はある。
わたし自身が中2のときに仲良くしていた友だちから、ある日あることをきっかけにして下校途中にいじめられたことがあった。
思春期に入ると、変化に気づくほど濃密なコミュニケーションが取りにくくなったりする。
アメリカと日本の大きな違いは、日本の場合はクラス全体にしみわたるようないじめであること。
あの子がいじめられているから自分も避けようと”シカト”をするなど、大多数対一人になる。
ぼくら(アメリカ)の場合は、一人とか二人とか気づかれにくかった気がする。
日本の教室でのいじめは、目の前でやられていても見てみないフリをしたり、加勢をしたりする」
岸田雪子さん
「そのような同調圧力みたいなものが日本は多い。
まずは、学校がいじめの現場に向き合う第一発見者でなければならない。
先生が実際に誰かを排除するような言葉がけをしていないか、遅刻や忘れ物が多い子に対してどんなふうに声かけをしているか。
大人側の言動が問われている。
小さないじめも初動のうちに対応すれば、子どもたちに善悪を教える教育として日常の教室の中で教えていけるはず。
いじめをタブー視せずに、日常にあるものとして子どもたちにどう教えていくか、大人の姿勢が問われている」
ちゃママ感想
当時中2だった息子さんがいじめによる自殺で亡くなったというご両親の話を聞いて、胸が痛くなりました。
「あのとき~~と言ってしまったんですよね…」と、子どもからのサインがあったのに対応が間違っていたことを後悔されていました。
子どもたちをいじめで死なせないために大人ができることは、まず子どものSOSに気づくことです。
家庭ではいじめに関するニュースなどを見たときに、「つらすぎる状況からは逃げてもいい」ということを話したり、「親は絶対に子どもの味方であり、子どもを守る」ということを伝えておくことが大切だと思いました。
所詮、相手は大人になったら付き合わなくなる人なのですから。
千葉県柏市では、中学生対象のスマートフォン用「いじめ通報アプリ」を導入して効果が出ているといいます。
匿名で通報することで、自分を守ったり誰かを助けることができるのならば、いち早く全国に広がって欲しいですよね。
詳しい記事はこちら
https://mainichi.jp/articles/20180623/dbg/048/040/004000c
以前、尾木ママが子どもへの声のかけ方を教えてくれました。柏市の取り組みについても紹介されました。
わが子がいじめにあっている親の相談は胸が苦しくなります…↓

息子も1年生のとき、苦手なお友だちに困っていました。
ちなみに、いまはイヤなことはほとんどされなくなり、仲良く遊んでいます(ホッ)

林先生も「ドライな人間関係を子どもにも習得させよ」と話していました。
