【本紹介】英語で一流を育てる|英語学習でやるべき2つのこととは

こんにちは、ちゃママです。

先日「人生が変わる1分間の深イイ話」で紹介された廣津留ひろつる真理さん。

娘のすみれさんが、塾なしで地方公立からハーバード大学に合格したということで、その勉強法が気になった方も多いと思います。

塾なし公立校からハーバード大を首席卒業させた子育て術とは

さっそく廣津留さんの著書を読んでみました。

今日は、簡単な中身の紹介とわたしの感想です。

目次

ひろつるメソッドの大原則

「英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)+単語暗記」のなかで最も重点的に勉強すべきなのは、単語の暗記だといいます。

ひろつるさんの英語教室では、いっさい文法を教えません

英語を身につけるための基本中の基本は、とにかくたくさんの英語を頭の中にインプットすること

つまり、単語も英文も問題集の答えも、文法や構文を考えずにひたすら大量に丸暗記するのです。

和訳も不要で、英文は“日本語で理解する”のではなく、意味がざっくりわかればOK。

英文の意味がざっくりわかるためには、単語の意味を知らなければいけません

英語の文章は「いくつもの単語の集合体」で、どんなに長い英文もどんなに複雑な文章も、すべては単語が集まってできています

要するに、どれだけ多くの英単語を覚えているかが、その人の英語力を大きく左右するのです。

知っている単語が多ければ多いほど、同意語や反意語がすぐにピントくればくるほど、英語を読むスピードも、聞き取れるレベルもアップします。

英語は単語が9割なのです。

1日たったの5分の単語暗記法

単語を暗記するために最もいい方法は、音読することです。

  1. 音声に合わせて音読する(口と耳で覚える)
  2. 「英語→日本語」を交互に音読する(体で覚える)
  3. 書かずに「なぞり読み」する(目で覚える)
この方法なら、幼稚園児や小学校低学年の子でも、新学習指導要領の小3~6年の4年間分・英検5級レベルの単語600語を3ヵ月でマスターできるといいます。

本のなかでは、実際の英検5級の単語帳を使った暗記方法を紹介しています。

月曜日から金曜日まで1日5〜10分、新しい単語は1日20語。

「音声データを聞きながら」「英語→日本語、英語→日本語」と交互に「声に出して」「指でしっかりと自分がいま読んでいる1文字1文字をなぞりながら」読む。

1週間で100単語、3ヵ月で600語覚える。(詳しくは本を参考にしてください)

このときに大事なのは、親が「できるわけがない」と思い込むのではなく、子どもの能力を信じて最大限に引き出してあげることです。

親は英語を教えるのではなく、子どもが続けられる環境、会話をする環境、安心できる環境を作ってサポートするのです。

英語をスラスラ読める音読法

英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)のうちでは、「読めること」が一番大事だといいます。

単語を暗記する習慣がついたら、次はとにかく圧倒的に大量の英語長文を読むのです。

筆圧が弱い子どもにとっては書き取りの時間はムダであり、書くことよりも難しいものを読むことで、たくさんの単語や文に触れたほうが、英語力アップに大きなプラスになります。

<超・音読法>
リピート
英語の音声を聞いたあとに音読で再現する。

シャドーイング
英文を見ないで、聞こえた英語を即座にあとについてマネして言う。
文字どおり、影のように音声のあとについて音マネをする。

オーバーラッピング
英文を見ながら、聞こえてくる英語の音声と同時に音読する。

この音読法によって「聞く力(リスニング)」と「読む力(リーディング)」を同時に鍛えられるそうです。

本には詳しい説明だけでなく、やり方を紹介した無料動画のURLも載っています。

ちゃママまとめ

英語を習得するためには、暗記と多読

1日5~10分、週5日を続けて習慣にする。

親は教えず、テストや復習をせず、子どもと仲良く英語を楽しむ時間にする。

親が環境を整え、子どもを褒めてやる気を引き出す。

ちゃママ感想

本のなかでわたしが今まで以上に意識してやろうと思ったことは、普段の会話(日本語)についてでした。

2020年の新学習指導要領で、高校生の国語に「論理国語(仮)」というのができるそうです。

日本では、お互いが場の空気を読んだり、察したりする文化がありますよね。
でも、多様性が求められるこれからの時代には、論理立てて説明する力が必要になります。

たとえば、あなたは学校に子どもの欠席の電話をするとき、こうなっていませんか?

「おはようございます、◯年◯組の山田太郎の母です。昨夜から熱がありまして、今朝もまだ下がっていませんでした。病院に連れていこうと思いますので、今日は休ませていただきます。よろしくお願いします」

一番伝えたいことは、子どもが学校を休むということですよね。

これを論理国語に変換すると、

「おはようございます、◯年◯組の山田太郎の母です。今日は息子を欠席させてください。昨夜から熱を出していてまだ下がらないので、病院に連れていきます。よろしくお願いします」

話す順序を逆にするだけで、何を伝えたいのかがすぐに、明確に相手に伝わります。

英語でのコミュニケーションは、この「結論→理由→事実」を意識することが大切だといいます。

家族とのなにげない会話の中で「理由」を意識させることは、子どもに自然と「論理国語」で考え、表現する習慣をつける効果的な練習になるそうです。

 

息子の国語のノートを見ても、

ぼくは~だと思います。なぜなら~だからです。

という「結論→理由」を意識したような感想が書かれていることがあります。

学校で教えてもらっているからだと思いますが、家庭の会話のなかでも「どうして~なの?」理由を考える習慣をつけておけば、それを英語に変換しやすくなるということです。

これまでも息子の頭の中(どうしてそう考えたのか)が知りたくて聞くことはありましたが、わたし自身が論理的に話せていないのでw、意識してみようと思います。

論理的な日本語は、英語力アップの素地(土台)になる。

そして、実際に英語学習をやるかどうかですが、小2にもなると“英語が必要で学びたい”という自主的な気持ちがないと難しい気がします。

何事もそうですが、本人が興味もなく好きでもないことを親がやらせることは、嫌いになりかねません。

わたしはまだ息子の日本語の語彙を増やすことを重視しようと思いますが、いざ、英語を勉強したいとなったときには暗記と多読

覚えておきたいと思います。

子どもが英語に興味を持つのを待つだけでなく、働きかけも大切ですよね。
英語版のドラえもんには、日本語訳も書かれているようだけど、「英語で読みたい!」というきっかけにならないかなぁ…(単純すぎ?)

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