【お金の教育】フリーマーケットで自分のお金を使って学んだこと

こんにちは、ちゃママです。

子どもにあげたお小遣い。お子さんはどのように使っていますか?

わが家では、お手伝いの対価として毎月1日に150円あげています。

すぐに貯金箱に入れる息子ですが、お金は使いかたを覚えることも大切ですよね。

「同じものならより安く」は普段の買い物でも教えられますが、フリーマーケットでの買い物は独特なのでオススメです。

目次

フリーマーケットが好きな理由

息子はフリーマーケットが好きです。

以前、もう売っていない中古のトミカや、珍しいミニカーを発見して買ったことがあるからです。

今回も珍しいミニカーを探したいということで、先週末、フリーマーケットに行ってきました。

「(これ以上ミニカーを買って増やしてどうするのよ;)」

と思ってはいるのですが、お金を使う練習ということで、使い道には口出しをしないように、すぐに否定しないようにしています

ミニカーの中古は物にもよりますが、100~300円程度。
その程度の金額でお金の使い方を学べると思えば、失敗しても勉強代としては安いもの。

黄色いオペルのミニカーを購入

会場に着くと、ひとまず一周してミニカーを売っている場所をチェックした息子。

一カ所だけに飛びついて、買ってしまってからもっと欲しい車があると、無駄遣いに繋がりかねませんからね、大事です。

そしてまずは、おもちゃや洋服、わたしにとってはガラクタ(←失礼;)を売っているおじさんのところへ行きました。

息子が並べてあるミニカーをしゃがんで見ていたら、

「欲しいのはトミカ?トミカは全部200円だよ」

とおじさんが声をかけてきました。

熱心に見ていると、荷物をたくさん載せた車の中から別な箱を持ってきて、さらに見せてくれました。

がっ!いまいちパッとしない様子の息子。

「おじちゃんもいろいろ買ってきたんだけど、トミカはいっぱいありすぎるんだよね~」

そして、最後に秘密の箱から取り出したものを見せて、

「これは正真正銘、黒箱トミカだよ。メードインジャパンって書いてあるでしょ?」

と息子に見せるおじさん。

「これはさすがに200円じゃないけどねー」

と言って、再び箱にしまってしまいました(笑)

ま、黒箱トミカはリサイクルショップなどでも状態のいいものはほとんどなく、おじさんのも傷だらけでした。。
ちなみに状態がいいものは高額です。(夏目漱石が数枚とか)

息子は手のひらほどの大きめのミニカーが気に入ったようでした。

その黄色い車を熱心に見る息子。傷もついているし、わたしにとってはただの中古のミニカーなんだけど;

あまりにずっと触っているからか、

「それなら200円でもいいよ」

と言うおじさん。

息子がわたしを見て「(買う?)」と口が動きました。

わたしもしゃがんで息子の話を聞くと、

  • オペルのミニカーは珍しい。トミカでも発売されていない。
  • ドアも両方開く。家にある雑誌で見た記憶があるモデル。
  • トミカよりも大きいのに200円なのはお得。

ということでした。

お金を使うには一人で決断することが大切ですが、人に「買う理由」を説明することでより決心がかたくなる気持ち、わかります(^-^;

このミニカーを購入しました。

ポルシェ911 GT3を購入

次は、お母さんと小学校高学年くらいの男の子のところへいきました。

洋服や男の子がもう遊ばなくなったおもちゃなどが売られていました。

そのなかで、息子はポルシェのミニカーを見つけました。

ポルシェはトミカを含め、すでに数台持っていますが、塗装がマットで今までにない触り心地。

気になるようですが、値段が書かれていません。

「いくらか聞いてみたら?」

親子が話し終わる様子を見てから、

「これいくらですか?」

母「”いくら?”だって」

子「ん~~、100円」

母「100円ですって、ちょっと高いですよねー(^^; もう1つ好きなのを選んでもいいですよ」

そう言われたので箱の中をもう一度見てみましたが、そのミニカーだけが欲しい息子。
そこで小声で2人で相談。

「もう1つ選んでもいいっていうことは、これは1個50円っていうことになるよね?」

「うん」

「でもお兄ちゃんは100円って言ってるからな…ホントは”50円にして”と言いたいところだけど、80円くらいにしてもらえないかな?」

「そう言って!」

「えっ!?」(さすがにまだ値切るのは無理か?)

というわけで、

「欲しいのがこれだけみたいなので…80円にしてもらえませんか?」

母「どうする?」

子「ん~じゃぁ80円で」

「ありがとうございます」

というわけで、80円で購入しました。

買い物をふり返って学ぶ

2台購入してすっかり満足した息子。お腹もすいたしと久しぶりに2人でスタバへ行きました。

「280円で2台も買えた!」

「そうだね、いい買い物だったかな?」

「うん、この大きさで200円だったし」

「大きいからおじさんは300円で売ろうとしてたかもしれないよね」

「こっちは100円だったのが80円で買えたし♪」

「うちらは”中古のミニカーは100~300円”って思ってるから”100円は安いほう”って思うけど、あのお母さんにとっては”100円は高い”んだろうね」

「うん」

「だから”もう1つ選んでいいよ”って言ったと。ならば100円よりも安くしてもらえるかもなって思ったの」

「うんうん」

「ということは、逆にフリーマーケットで物を売るときは、ある程度の相場?周りではいくらで売っているかを知っておいた方がいいっていうことだよね。傷もなくて状態がいいから、最初に”200円”って書いておいても買う人がいたかもしれないよね」

「そうだよね」

「または”もう1つ選んでいい”みたいな弱気なことは言わないとかね 」

「うん」

「あとは最初から値切られることを前提にして、少し高めに値段をつけておくことも大事だね。本当は100円でいいと思っているものに150円って書いておいて『それは100円でもいいですよ』って言えば『安くしてもらえた!』って、買う確率が上がりそうじゃん?」

「なるほどねー!」

「心理作戦?」

「メンタリストDaiGoの本、読まないとね」

「あはは!w」

ちゃママまとめ

まだ1人では値段を聞くのが精一杯な息子ですが、自分で貯めたお金で自分の好きなものを買いました。

自分で貯めたお金なら、どれを買おうか、本当に買っていいのか、少しでも大事に使おうと考えますよね。

そして「買いました、終わり」ではなく、「自分の買うという判断は間違っていなかった」「あー買って失敗したー」などと、お金を使ったことを振り返って親子で話すことも大切ですね。

今はまだフリーマーケットで買うほうがメインですが、一度は売るほうの体験もさせてみたいと思いました。

ちょっと人見知りなわたしには、勇気がいることだけど(+_+;

 

以前も書きましたが、お金は貯めてばかりいてもいけないと思っています。

たまには息子のように、自分が幸せになるために使うから、また不要なものは買わないで貯めようという気持ちになるのではないかと思います。

 

それにしても、買っても買ってもキリがないミニカー。

「大人になっても大切にする!」と言っているけど、どうなることやらです(涙)

ちなみに、帰宅してから雑誌を広げ、購入した黄色い車の実物写真を見せてくれました。すごい記憶力…;
(あ、親バカですw)

やってはいけない!子どもへの間違った「お金の教育」 【初耳学】日本は義務教育でお金の授業をすべき! 【初耳学】成績が上がるお小遣い&ご褒美のあげ方とは 【息子、トミカを買う…】自分で選び、自分のお金を使う体験で学ぶ