【重要】低学年から意識すべき「3行の壁」とは

こんにちは、ちゃママです。

今日はいきなり本題へ。

小学校3年生くらいまでは、学校で行うテストの結果はどの子も似たようなものだといいます。

ところが、4年生ころからは「できる子」と「できない子」の差がはっきりとしてくるのだそうです。

それが、以前書いた「9歳の壁」でした。

「9歳の壁」についてや、対策法はこちら↓

【必読】入学から意識すべき「9歳の壁」とは

今日は、「3行の壁」の話です。

わが子が「3行の壁」を乗り越えるためには、どうすればいいのでしょうか?

この壁も、子どもが小さいうちから親が意識しているかいないかで違うと思いましたので、書いておこうと思います。

「3行の壁」とは

3行の壁とは、算数の文章問題で問題文が3行を超えると、とたんに解けなくなってしまうことです。

問題文が長くなったからといって、問題が難しくなったわけではないのに、なぜか3行を超えると解けなくなるのです。

条件の数がひとつ増えたり、「まさるくんが」という言葉の前に「3センチ背の高い」と修飾語がつくなど、文字数で言えば100文字くらいを超えると短期記憶の容量をオーバーしてしまうのです。

国語でも同じことが起こり、先に読んだ文章が頭の中から消えてしまって、全体の文脈をとらえることができません。

主人公の気持ちにどのような変化があったのかは、文章の一部を読んだだけではわかりません。

対策として傍線を引きながら読んだとしても、短期記憶の容量が小さい子は、線を引いたことすら記憶が薄らいでしまって、なぜ線を引いたのか意味が分からないということもあるそうです。

理科や社会にも影響するといいます。

短期記憶が弱い子

たとえば、

「脱いだ靴下を洗濯かごに入れたら、机の上を片づけて、学校でもらったプリントを出してね」

と用件を3つ言ったとします。

返事をしても、聞いた言葉の一部が抜けてしまう子は「聞く力」がなく、短期記憶が弱いと言えます。

いつも「これをやりなさい」それが終わったら「次はこれをやりなさい」とひとつひとつ指示ばかりされている子は、言葉通りに動けばいいので脳は活性化されず、短期記憶も鍛えられません。

子どもは必要に迫られなければ、自分自身の思考エンジンを稼働させません。

子どものためにも、親は過干渉に気をつけなければいけないのです。

短期記憶を鍛える方法

この「3行の壁」を乗り越えるためには、短期記憶力をつけてあげることが大切です。

短期記憶はトレーニングすることで鍛えることができます。

私たちが触れた情報は、脳の中の両耳の奥あたりにある「海馬」といわれる領域にいったん短期記憶として保管されます。

海馬の記憶容量には限りがあり、一時保管する時間もせいぜい5分くらいです。

記憶された情報は次々と整理整頓され、必要な情報だけが大容量の大脳皮質に伝えられて長期記憶として残されます。あとは不要、用済みとして忘れ去られます。

数字も言葉もイメージも、頭にしばらく置いておける力が大切なのです。

 

短期記憶力を伸ばす訓練としてオススメなのは、暗算です。

かけ算を習った子ならば、「2ケタ×1ケタ」の暗算をさせます。

たとえば、28×6を暗算で解く場合、最初に8×6=48と数字を出したところで、繰り上がりの数字「4」を覚えなければなりません。
それと同時に、もとの数字が何だったのかも思い出す必要があります。

もとの数字を思い出し、2×6=12と計算したところで、再び繰り上がりの数を思い出す。
繰り上がりは「4」なので12+4=16。

ここでもう一度、答えの1の位が「8」だったことを確認して「168」という答えを出すことができます。

まだ九九を習っていない子は、繰り上がりのあるたし算繰り下がりのあるひき算の暗算、用件を一度に3つ以上言うなど、聞く力をつけてあげましょう。

ちゃママまとめ

「3行の壁」を乗り越えるためには、短期記憶の力を伸ばしてあげることが大切。

短期記憶力がアップすれば、算数の問題で条件がいくつか示されているような場合でも間違いは起きにくくなるそうです。

そして、短期記憶を鍛えておくことは、長期記憶を高めることにもつながります。

海馬は、使えば使うほど神経細胞が増えていくと言われています。

日常のなかで楽しみながら子どもの短期記憶力を伸ばしてあげたいですね。

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