【本紹介】「自分で考える力」が育つ親子の対話術

こんにちは、ちゃママです。

パソコンにじっくり向かう時間が取れなくて、ブログも勝手に夏休みをいただいておりました。

息子が話しかけてくると思考が停止してしまうため、書けないんですよね;

息子が寝てからようやく自分の時間があるのですが、睡魔に勝てず、あきらめていました(^-^;

去年は夏休みでも毎日書いていたんだけど…息子との時間を犠牲にしていたのかもしれません。反省。。

 

さて、夏休み中も図書館から借りた育児本を数冊読みました。

本を読むうちに「長い時間一緒にいられる夏休みは貴重。有意義に過ごさなければ」と思うようになりました。

そう、夏休みは子どもに宿題をやらせて、ご飯を食べさせて、疲れさせて寝せるだけではもったいないのです!

目次

「自分で考える力」を育てる会話

考えることはクセだといいます。

子どもに「考える習慣」をつけてあげるために、親はどういう声かけ・対応をしたらいいのか非常に参考になりました。

子どもが疑問に思ったことに対して、親がもっともらしい答えをすぐ渡してしまうのは、親が「先生」になって、子どもに正解を「教えている」状態です。
大人が常に子どもに答えを渡していると、子どもは考えなくなります。

子どもが考える力を伸ばせるかどうか、いちばん大事なカギを握っているのはです。

子どもに「もっと考えたい」と思わせるためには、考える場を「楽しさと喜びを感じる場」にする必要があります。
そのためには、親が子どもの考えるための仲間になること、親自身が子どもと考えると楽しいし、喜びを感じると心から思うことが大切です。

子どもの考えを「すごいね」と褒めてばかりいたのでは、子どもは、大人に褒めてもらうことが「正解」だと思うようになり、「褒めてもらえそうな考え」を言おうと必死になるかもしれません。

考えるということは、自分の頭で自分なりの答えを出すということです。

親は、まず子どもの考えを受け止めて、子どもが一生懸命考えたという事実を「がんばったね」と認めてあげます。
それから問いかけて、子どもがもっと考えたくなるような環境を作ります。

ちゃママ感想

この本の通りに全部やろうとすると「こんなに問いかけるシーンってあるんだな」と思う反面、「ちょっとめんどくさい;と思ってしまいます。(←×)

でも、

「なんでそう思うの?」
「どうしたらいいと思う?」
「他の方法はないかな?」

などという問いかけは、考えないと答えられない質問ですよね。

そう思ったわたしは、時間がある夏休みだからこそいつもよりも息子の話す内容に気をつけて聞くようにしてみました。

すると、普段は「へぇ~そうなんだ~」と聞き流してしまいそうなことも、「なんで?」「どうして?」理由を掘り下げられることが多々あることに気がつきました。

宿題の1行日記も、ただ「~をしました」という事実を書くだけではなく、「それをやってどう感じたの?」気持ちを言語化させると、「そう思ったの!?」なんて意外な答えが返ってくることもありました。

また、息子が好きなドラえもんの長編の内容を「簡単に教えて」と話すと、誰がどうしてどうなったのかなどを教えてくれるのですが、話の内容を知らないわたしは「それは~なの?」などと説明が足りないところを質問します。

あまりしつこく聞くと「自分で読んで」と言われてしまいますがw、相手にわかりやすく説明するには相手の立場に立って、相手にわかりやすい言葉と順序を考えて伝える必要がありますよね。

そんな描写力、要約力を鍛えられる場は、やはり家庭なのかもしれないと思い、朝から晩までいろいろな話をした夏休みになった気がします。

ちゃママまとめ

わたし自身、「言われてみれば、どうしてそうなんだろう?」と疑問に思わないまま、それが当たり前だと思い込んで過ごしていることが結構あります。

“よく考えていない”ということですよね(+_+;

きちんと考えるためには、

  1. まずは、理解する(自分の意見の「対象」をよく理解する)
  2. とりあえずの意見を作る(「自分はこう考える」と把握して、その理由を考える)
  3. 意見をしっかりしたものにする(「他の考え方もできるかな」と思いをめぐらして、納得のいく答えを出す)

の3つが基本になるそうです。

きちんと考えるということは、しっかりとした意見を持つということ。
子どもがこの3ステップを確実に実行できるように、親は問いかけをして背中を押してあげる。

本のなかでは、具体的な親の問いかけ方が詳しく説明されています。

ちなみに、本にも書かれていましたが、わたしは「~しなさい」という言葉を使わないように気をつけてきました。

「~しなさい」よりは「次はなにをすればいいんだっけ?」「~しないとどうなるかな?」と問いかけると、自分で状況を判断したり考えて動くようになります。

お出かけが多くなる夏休み。

「◯時に着くように行きたいんだけど、何時に出たらいいかな?」

などと、相談するようにみせかけて考えてもらうのもいいかもしれませんね♪

子どもが「論理的思考力」を身につけるため親がするべき7つの質問 「なんで?」子どもからの質問に答える4つの方法 【世界標準の子育て】子どもの「考える力」を育てる方法