こんにちは、ちゃママです。
2018年10月7日放送の「林先生が驚く初耳学」を見ました。
今回は「絶対に耳をふさぎたくなる初耳学」というタブーだらけの2時間SPでした。
10位からランキング形式で紹介されましたので、簡単にまとめました。
教育関連だけ見たいというかたは、目次から7位と3位へっ!
目次
10位 「本日中にお召し上がりください」は当日作ったとは限らない
ケーキの箱に貼ってある「本日中にお召し上がりください」というシール。
実は中のケーキは当日作ったとは限りません。
1日経って劣化したケーキの再加工がまかり通っているといいます。
※再加工…例えば乾いたイチゴをはずし、表面の生クリームをすべてはがし、生クリームを塗り直して新しいイチゴをトッピングするなど。
ホールケーキを切ったとき、スポンジに水分が染み込んで中の層が斜めになっていたりいびつに崩れている場合、再加工した可能性があるそうです。
食品表示法では、ひとつずつ包装されている菓子は消費期限などの表示義務がありますが、容器に包装されていない菓子類に関しては消費期限を表示する必要がありません。
ちなみに、保存方法や季節・種類によりますが、2日目のケーキは問題ないそうです。
毎日売り切れるような行列店や売れ残ったケーキを本部に返却するデパ地下など大手のケーキ屋さんは当日作ったものの場合が多いそうです。
9位 岩盤浴にデトックス効果は期待できない
林先生
「そもそも汗をかいてデトックス効果が期待できるのであれば、汗の中にいろんな毒素が混ざっていて臭いはず。
人間は体の中に溜まった毒素を、肝臓とじん臓で解毒して尿や便で体の外に出す。
汗は体温調節のために水分を出しているだけで、毒素が汗と一緒に出ていくのは理論上考えづらい」
1日に汗が出る量は多くて2L。その中に含まれる毒素はわずか0.1ナノグラム。
グラムに換算すると、0.0000000001グラム。100億分の1gなのです。
しかし、岩盤浴は体の芯まであたたまるので、血流が良くなり、むくみの解消や疲労回復には効果が期待できるそうです。
8位 鳥取砂丘は草むしりをして砂丘をキープ
鳥取砂丘は除草しないと草原になるため、無理やり砂丘にしています。
林先生
「行ったときに地元の人に教えてもらった。防風林を造ったが、風があまり吹かなくなって砂が飛ばされなくなった。
砂が一ヵ所に落ち着いていれば、鳥などが種子を運んできたり風で吹かれてくるので草が生えるようになった。
放っておくと草が生えてきてしまうので、ボランティアの人が草を抜いて砂丘をキープしている」
7位 私立大学の裏口入学は公人以外犯罪ではない
先日、文部科学省の事務次官が辞任に追い込まれた一因ともなった東京医大”裏口入学”事件。
文科省の前局長が東京医科大学に便宜を図った見返りに、自分の息子を入学させてもらった容疑で逮捕されました。
しかし、私立大学の裏口入学は公人以外犯罪ではないのです。
ポイントとなるのは寄付との差別化。
私立大学ではほとんどの入学者に寄付を募るため、賄賂との違いが分かりにくく特にこれを罰するルールもないといいます。
今回の文科省の事件は、私立大学支援事業で便宜を図った見返りに子どもを不正入学させてもらった「受託収賄容疑」での逮捕。
裏口入学自体が罪に問われたわけではないのです。
それどころか、私立大学の場合はどの受験生を合格させるかについて一定の裁量が認められるといいます。
実際、私立の医大入試では点数以外での合格者の選別がまかり通っていることを示す噂があります。
(多浪生の点数を低くする、現役生の点数を高くするなど)
林先生
「私立大学の裏口入学は違法ではないというのは当然知っていた。今から25年ほど前に、私立の医学部を狙う学生だけが集まる予備校を立ち上げる手伝いをした。
ビックリしたのは、合格発表前に親や理事長たちがその子の点数を知っていた。
女子の点数を下げているということで問題にもなったが、考えてもらえれば…年収400万円の家庭の子が医者になりたいと志したとする。でも金銭的にすごく不利。
医学部はお金がかかる。高いところだと6年間の授業料が1億円以上かかる私立大学もあるらしい。
だから(年収400万円の家庭の子が)行ける大学は安い授業料の国公立(全国50校)しかない。
ところが、年収5000万円ある開業医の息子さんだと、学力が高ければもちろん国公立大学にも行ける。私立大学(全国31校)にも行ける。
私立の医学部を受けられるのは、医学部の受験者全体の3%以下なのではないかと思う。(推測)
選ばれた3%のなかで多少の不平等があると言っているが、本人がどうにもできない部分の不平等のほうがはるかに大きい」
ギャル曾根さん
「浪人生は合格しにくいというのは本当?」
林先生
「その噂は確実にある。1人の医者を養成するためには、費用(=税金や助成金)がかかる。
もし5年浪人した人と現役の人を考えれば、1年でも長く医者として働いて社会により還元できる人材を選ぼうとする配慮ではないかと。
医者を目指して浪人していると、他の道がなくなってくる。医者にならなければと何年も浪人している状態を”いかたろう”(=医科多浪)という。あまりに長くなってくると、ウルトラマン多浪と呼ばれる。(スタジオ笑)
逆に多浪生が多いことで有名な医学部もある。受験生はわかっていて大学を選ぶ場合もある」
6位 もともとBMIは金儲けのための適当な数値
身長と体重から算出される肥満度を表す体格指数BMI。
しかし、イギリスで出版された1冊の本「世界を変えた14の密約」の著者でジャーナリストのジャック・ペレッティ氏によると、そもそもBMIは医学的な裏付けは何もない数値だといいます。
BMIは、体重㎏÷(身長m)²で出され、世界的に肥満の基準としても採用されている数値です。
1835年、ベルギーの数学者アドルフ・ケトレーが統計手法を導入して提案したものですが、筋肉量や脂肪量をまったく無視した数値で、ケトレー本人も「肥満度を算出するには曖昧」だと言っていたほどだといいます。
1945年、アメリカ・ニューヨーク。大手メトロポリタン生命の統計担当のルイ・ダブリンは、ある日保険の顧客リストを見て体重が重い人は保険料の支払額が大きい傾向にあることに気がつきます。
太っている人が増えればもっと稼げると考えたダブリンは、標準に分類されている人を肥満に分類できればより高い保険料を払わせられるのではないかと考えたのです。
それを裏付けるために利用したのが、ケトレーが作ったBMI。
当時ほとんどの人が知らない指標だったため、今まで”標準”だった半数のアメリカ国民が瞬く間に”肥満”に分類されてしまったのです。
5位 牧師はほぼアルバイト
林先生
「結婚式場にある教会は、正式なものではない。あくまでも式場の付属物。
とすると、本物の牧師は原則としてちゃんとした教会でないところ、しかもキリスト教の信者の結婚式でもないと、そこに来て式をとり仕切るのは考えにくい」
原則として、正式に認められた教会とキリスト教徒同士の結婚式にしか本物の牧師は立ち会えないのです。
宗教学の専門家によると、結婚する2人が誓いを立てることが重要なので、アルバイトの人が仕切ったとしても問題はないそうです。
4位 昔ながらの腹筋は無意味
実は昔ながらの腹筋運動は、ウエスト引き締め効果、筋力アップともに効果的ではありません。
アメリカの研究によると、昔ながらの腹筋で鍛えられるのはお腹の外側にある腹直筋。
鍛えれば鍛えるほど外側の腹直筋に厚みが出てしまうため、むしろお腹が出てしまう可能性があります。
しかも、昔ながらの腹筋は股関節など他の筋肉を使ってしまうことが多いのです。
腹筋運動で鍛えるべきなのは、インナーマッスルと呼ばれる腹横筋。
腹横筋はコルセットのような役割があるため、鍛えればウエストが引き締まります。
さらに体幹が鍛えられ、運動能力もアップするのです。
- ひざを立てて座る
- 背筋を伸ばし、手を真上に伸ばす
- 息を吐きながらお腹をへこませて、体がCの字になるようにしてひざの後ろで手を抱え込む
- 息を吸いながら元の状態に戻る
- 手を真上に伸ばしたまま体を前後に動かす
3位 東大生の文科省離れが深刻 ゆらぐ教育の未来
最近、度重なる官僚の不祥事によって、将来官僚になりたいという東大生が激減しています。
多くが官庁に就職する東大生のあいだでは、一般企業に就職することを民間就職と言いますが、最近は民間就職が人気だといいます。
実際に国家公務員採用総合職試験に合格した人数と見ると、ここ数年は右肩下がりでした。
東大生50人に「就職したい官庁は?」という緊急アンケートをとり、人気官庁ランキングを作成したところ、文部科学省が不人気であることが発覚しました。
(人気=外務省・財務省・経済産業省など。不人気=文部科学省・法務省・環境省など)
しかもこの流れはかなり前からだといいます。
東進ハイスクール数学講師・志田晶先生
「人気がなければ優秀な人材は集まらない。優秀な人材が集まらなければ、数学に対する理解が足りない人が多くなるかもしれない。
現行過程で”行列”が高校数学から無くなっている。新課程では”ベクトル”を文系の生徒は学ばない」
もちろんこれらは国民全員が理解すべきということではないのですが、この方針を数学講師の立場から見ると文科省に対するこんな疑問が…
志田先生
「数学というのは頭の訓練。社会に出てから訓練した頭の使い方を役立てる。学んだことが直接役に立つわけではない。
行列やベクトルを社会に出てから”使うか使わないか”という基準で”やるやらない”を決めるのは、良くない傾向だと思う」
林先生
「東大出身じゃないと優秀な官僚になれないということを言うつもりはない。僕が東大の法学部にいたときから、すごく優秀な人間が何人も官僚になった。
でも僕が知っている範囲では、文科省に就職した人は1人もいない。
今年官庁へ就職が決まった優秀な教え子と何人か話をしたが、文科省に就職した人は誰もいないと言っていた。
官僚の世界では、断然財務省が強い。歴史的に優秀な人材が行きたがる省庁は決まっている。
僕の大学時代の人気省庁は、当時の名前でいうと大蔵省・通商産業省・自治省・警察庁。
本当は優秀な人材を育成しなければならない国難と言ってもいいような時代のなかで、文科省に優秀な人材が入って教育改革を進めてほしいと思っているが、昔にくらべて外資系金融や魅力的な世界が目に入るようになった。
ことごとく優秀な人材は外資系に就職している。なかなか難しいのが現状のような気がする」
2位 インスタ映えのせいで捨てられる黒猫が急増
SNSで大人気のネコ動画。
しかし、インスタ映えのせいで捨てられる黒猫が急増中なのです。
この現象が起こっているのはイギリス。
そもそもイギリスでは黒猫は幸運を運ぶとして縁起の良い動物とされています。
ところが、ある保護施設で現在保護している約1,000匹の猫のうち、なんと700匹が黒猫だといいます。
黒猫は写真を撮ると凹凸のない仕上がりになり、SNS上のサムネイル表示ではより猫だとわかりづらいという信じられない理由で黒猫を手放す人が急増しているのです。
1位 皇居ランは体に悪影響
数多くの雑誌で特集が組まれるなど、いま空前のジョギングブームが起きています。
なかでも人気なのは皇居ラン。1日に走る人はなんと約10,000人。
でも、皇居ランは体に悪影響なのです。
1つ目の理由は、皇居周辺の交通量の多さ。
研究によると、緑に囲まれたグラウンドと皇居周回コースを約5km走り、それぞれのランニング直後の血液を検査したところ、皇居周回コースのほうが病気や老化の原因になる活性酸素が体内で大量に発生していました。
排気ガスが多い環境で走ることで活性酸素が大量に発生するのです。
2つ目の理由は、同じ方向に走るという皇居ランのルール。
皇居外周の道路は傾いているため、左右の足にかかる負担が異なります。
ずっと左回りで一方の足に負担をかけたままランニングを続けると、ランニング障害や歩行障害を起こす可能性があるのです。
さらに、アメリカの研究者の論文で、1週間に48km以上走る人は心臓病になるリスクが高くなることが報告されています。
つまり、1日2周を週5日走るランナーは要注意なのです。
ちゃママ感想
あなたはいくつタブーを知っていましたか?
息子と一緒に見たのですが、ケーキや黒猫には二人で「えぇーっ!?」と叫んでいました(^-^;
それにしてもこの本、気になりますね。
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