こんにちは、ちゃママです。
「〇▼×※◇△■◎怒!!!」
「うぇ~~~~~~ん!!!」
2日連続で下の部屋のお母さんが怒鳴って、Yちゃんが大泣きしていました。
ドアをバタン!ドン!って、わたしも怖いよぉ…
”その人流”の子育てがあるとはいえ、感情的な怒り方に心がすさみそう…はぁ~。
でもわたしがため息をついていても仕方がない。
今日も上向きで元気にいきますよ!
(一度天井を見て、笑顔、笑顔)
さて、図書館で借りた樋口裕一さんの本。
田舎だからなのか、方言のせいなのか、子どもに、
「ちょっとその言い方は良くないのでは?」
という親が周りにいます。
わたし自身も気をつけなければいけないことはないかと考えながら読みましたので、気になったところのほんの一部を残しておこうと思います。
目次
相手の話をよく聞く
基本は、親が子どもに対してしっかり対応すること。
子どもは親が自分にどう対応してくれているかによって、コミュニケーション力を身につけていく。
「いま忙しいから」
「おしゃべりしてないで〜しなさい」
「つまらないこと言ってないで…」
「何を言ってるのかわからないよ」
「整理して話して」
⇒子どもは話す楽しさを感じなくなる。
「言いたいことはわかってるから、それ以上言わなくていい」
⇒それが誤解されていたら、親の理解力を子どもが見限り、話をしなくなる。
上の空で生返事をしたり、的はずれな返事をしたり、子どもが話したばかりのことを質問したりするのは、他人に対してそういう態度をとってもいいと教えているようなもの。
小学校低学年で親が子どもとしっかりとコミュニケーションをとっていないと、子どもはだんだんと親に話をしなくなる。
「どうせ話しても聞いてくれない」「話をしてもおもしろくない」と思うようになる。
先日フードコートで見かけたのですが、男の子(小2くらい)と向かい合ってマックを食べていたお母さんがいました。
お母さんの手にはスマホ。
男の子はそんなお母さんを見ながら、黙々とハンバーガーを食べていました。
(これって、”食事中にスマホを見てもいい”、”子どもと話をすることよりもスマホが大事”ということを、子どもに教えているようなものじゃない?)と思ってしまいました。
急な電話や今すぐ返事をしないといけない場合は仕方がありませんが、家の中でも外でも、子どもの前でのスマホは注意が必要だと思いました。
あなたも貴重な子どもとの時間を、スマホに奪われていませんか?今やらないとダメですか?
子どもに言ったらダメなこと
「あなたにお金を使うなんて、ドブにお金を捨てるようなものよ」
「ダメな子ね」
「こんなこともできないなんて、おれの子じゃない」
「我が家の将来が思いやられるな」
中学、高校になって、ある程度冗談を理解できるようになってからならともかく、そうでないうちに、このようなことを口にしたりすると、子どもに深い傷を負わせる恐れがある。
子どもがせっかくやる気になって「これから勉強する」と宣言しても、
「あなたのことだから、どうせ三日坊主でしょ」
では、子どものやる気は失われてしまう。
「むりむり」「できるわけない」は、子どもの能力を否定し、せっかく伸びようとしている芽をつんでいるようなもの。
やる気もなくなる。
「どうせ」「所詮」などの、限界を設定するような言い方をするべきでない。
子どもが先生や友達の悪口を言い出したとき、
「そんなこと言わないの!悪口は絶対ダメ!」
と封じると、子どもは親と話をしたがらなくなる。
悪い気持ちがあることも認めたうえで、
「でも、そんなこと、しちゃいけないよね」
と、フォローするくらいにとどめる。
「ありえない!バカじゃない?」
と頭ごなしに否定するのもよくない。
子どもには基本的に賛成することを心がける必要がある。
あまりに非常識なことを主張するときや、わがままを通そうとするときは反対する。
理解者であることを前提に話をする。
「それはひどいね、イヤだったね」
「そんなことされたら頭にくるよね」
「なんでそんなことしたんだろうね」
などと、ひたすら聞いて共感しています。
共感していると、だんだん落ち着いてきて、冷静になり、「自分も悪いところがあったかな?」と考えるようです。
↓この記事は傾聴、承認など、子どもへの接し方の参考になると思います。
親が変われば子どもも変わる「子育てコーチング」のススメヒーローに学ぶ
「すごいね、こんなことができるなんて。◎ちゃんだって、きっとできるようになるよ」
「練習してきたからこんなにできるんだね」
「練習したらこんなになれるかもしれないよ」
と言う。ただし、限界もわからせる。
「自分は特別な存在。ほかの人よりも優れている。何もしなくても優れた人間だ」
これが行きすぎて、思いあがってしまったら傲慢な人間になる。
ろくに努力をせず、「いつだって努力すれば人よりもできる」と根拠のない自信を持つと、結局努力しないまま終わる。
小学校低学年では「もしかしたら天才かも」とおだててもいいが、高学年になったら、おだてるだけでなく、できないこと、人に負けることがあるのだと教える必要がある。
そのためには他の人を褒める。
「〜くんの足の速さはすごいね。足の速さではかなわないね。でも、◎◎はあなたの方がずっと上だね」
などという言い方をする。
言葉づかいに気をつける
何気なく交わされる親と子どもの会話、親同士の会話、親と他者との会話が、子どもに大きな影響を与え、子どもの知性が育ったり、それを阻害したりする。
知的な家庭であれば、わざわざ意識しなくても子どもは知的な環境で育つ。
知的でない家庭は、意識的にそのような環境を作る必要がある。
最も重要なのは、言葉づかい。
知的レベルの高い家庭では、相手によって言葉づかいを変える。
知的レベルの低い家庭では、言葉づかいを変えない。
そのほうがざっくばらんで気がねせずにすむが、それはあまり知的な雰囲気とはいえない。
相手によって言葉づかいを変えるということは、社会性を持ち、言語を意識的に操作し、言葉を吟味し、言葉のさまざまな機能を知った上で使っているということ。
言葉づかいが知性を作る。
知的な言葉づかいをすれば、その人は知的になる。
そして、親が知的な言葉づかいをすれば、子どもも知的になる。
ちゃママ感想
わが家は転勤族というのもあって、標準語で育てていますが、方言だとどうしてもぶっきらぼうだったり乱暴な言い方になりがちです。
でも、訛っていても丁寧な言い方はあると思います。
わたしの高校のときの友だちがそうでした。
訛っているのにきれいな言葉づかいなのです。
言葉がきれいだから、怒っても怖くないっていう不思議(笑)
「育ちがいいんだろうな」と感じました。
(「育ち」とはお金があるとかないとかではない「育ち」です)
親の影響は大きいので、子どもへの言い方は気をつけていかなければいけませんね。
それは子どもに甘くするという意味ではなく、子どもを一人の人間として尊重する、自分が言われて嫌なことは子どもにも言わないということです。
つい言ってしまったときは謝る。
これも大事だと思います。
言葉づかいを意識する。
さっそく今日からできますね!
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