子どもの「どうして勉強しないといけないの?」に対する答えとは

こんにちは、ちゃママです。

子どもに「どうして勉強しないといけないの?」と聞かれたことがありませんか?

 

2017年12月2日放送のウワサの保護者会「どうして勉強しないといけないの?」を見ました。

どうして勉強しないといけないのでしょうか?子どもには、どう答えたらいいのでしょうか?

目次

子どもに聞かれてもうまく説明できない親

スタジオの全員が、子どもに「なぜ勉強しないといけないのか」聞かれて困った経験があるといいます。

<VTR>

ハムスターさんの息子のりょうたくん(中1)。
今年中学に入ると急に「どうして勉強しないといけないの?」と言い始めた。

きっかけは、最初の中間テスト。
点数が悪いと注意したハムスターさんに、この疑問をぶつけたのだ。

りょうたくん
「古典なんていつ使う?歴史的かなづかい」

ハムスターさん
「古典?古文?…大人になったら使わないね…なんでだろうね?古文も漢文もやったけど、大学受験が終わったら使ってはいない」

お母さんのほうが説得されちゃった!
子どもにどう答えてあげるのがいいのか、みなさんわかりますか?

<スタジオ>

ハムスターさん
「息子は結構理にかなったことを言ってくる。”そんなのスマホで調べればいい”と言われると、たしかにな…と」

ももさん
「算数をやっていて、”この図形問題はいつ使うの?どんな場面?”と聞かれると確かになと思う。
”勉強する意味ある?”となると、決めゼリフがある。
『社会に出たら勉強しておかないと仕事がもらえないよ。仕事がもらえないとお金も稼げないよ。自立するために自分で勉強して稼ぎなさい』
と言うと、”ふ~ん”という感じになる」

高山アナ
「ひょっとしたら、答えを持っているのではないかなというお二人に話を聞いてきました」

この2人に聞いてみました

ホリエモンこと堀江貴文さん

最近では新しいビジネスを次々に生み出す実業家。教育には持論も展開している。

質問するのは、小6のみすずちゃんと小5のじえいくん。

堀江さん
「ぼくは正直、勉強する必要はないと思う。したくないんだったら
将来のことは予測できない。将来役に立つかどうかというのは、実はあまり関係ない。
好きか嫌いかのほうが大事になってきている。
好きなことは熱中できる。熱中できて一生懸命やることのほうが伸びる。
今は好きなことをどんどん伸ばしていった方が有利

じえいくん
「ぼくは読書がとにかく好き。ずっと読んでいると『早く参考書を全部読め』と言われる」

みすずちゃん
「わたしは『宿題をとにかく先にやって、それから自分の好きなことをやったほうがいいんじゃない?』と言われるけど、嫌いなことは進まない」

堀江さん
「それは、”昭和の常識”なんだよ。昭和はある程度それは正しかった。いまは違う、平成

楽しんで、”すごいな”みたいな感じでどんどん興味が広がっていく。それが広い意味での勉強

しなきゃいけないものではなくて、基本的に楽しいと思うこと
新しいことを知ることって楽しいじゃん」

熊本大学教育学部准教授苫野一徳とまのいっとくさん

勉強することの意味について、日々追及している方の答えとは。

苫野さん
この問いには絶対に正しい答えはないというのは理解しておいたほうがいい。
そうじゃないと、この国語の文章を読むことに何か理由があるはずだとか、この算数のこの問題を解くことに絶対意味があるはずだとか、そういうことを考えると、結局あとあと苦しくなる。
(答えはないと理解した)そのうえで、自分にとって『これを勉強する理由はあるな』と思うことは見つけられると思う」

みすずちゃん
「わたしは食べ物が好きなので、新潟県ではお米のこの品種が有名だとか、食に関することがたくさん知りたい」

苫野さん
「学びは自分がコントローラーを持っている。自分が学びの主人公
人にやらされてやるんじゃなく、自分はこれをやりたいからやるというものを持っていたら強い
自分はこれをやる。でもあれもこれもやれって言われたら、『仕方ない、やるけど、でも自分のやりたいこともやらせてよ』っていうものがあると、勉強は楽しくなると思う。
やらされてばかりでは辛い

 

<スタジオ>

高山アナ
「堀江さんの『勉強をしたくなければする必要がない』は衝撃的な言葉でしたが」

あやめさん
目からウロコ。本当に遊びが好きだとずっと遊んじゃう気もするけど」

ももさん
「学校で日本地図を覚えなさいという宿題が出た。
たまたまニュースで見たのをきっかけに、息子が日本各地の有名な食べ物や温泉を調べたいなと言い始めた。
調べてもいいよとパソコンをやらせたら、1~2時間楽しそうに調べて紙に書き出した。

最初は勉強のためにいいなと思っていたが、本人が楽しそうなのを見たら、これはいいのかな?勉強につながっているようで、遊びになっているんじゃないかな?と。
好きだからといつまでもやるのもどうかなと思った。
だから、インターネットはもうやめて、いいかげんに漢字をやりなさいと止めた

尾木さん
「うわ~もったいない!可能性を全部つぶしちゃった
勉強というのは遊びですよ。無限に広がって、永遠に続くもの
それを学んじゃうと、他にも適応しはじめるんですよ。
彼はものすごくいいところ、入り口まで入ったと思います。
それをホリエモンが言っている。ホリエモンは正しいと思う」

高山アナ
「苫野さんの『子ども自身がコントローラーを持つ』という話は?」

ココナッツさん
「小3の息子がけん玉にハマっている。帰ってきたらまずけん玉。おやつを食べてまたけん玉。
たしかにそのときの集中力ってすごいんですよね。自分で本とかを見て新しい技を一生懸命練習している。
そういうことで集中力がついていれば、この先勉強をしなければいけなくなったときにやるのかな?とふと思った」

親がきっかけを与えた例

高山アナ
「では、どのように子どもに伝えればいいのか、トウガラシさんが実践した様子です」

<VTR>

長女のみおちゃんは中学1年生。
星が好きで、将来は望遠鏡を作る人になりたいと勉強に励んでいる。

でも以前は「どうして勉強しないといけないの?」と言って母を困らせていた。

そんなとき、夏休みに、ある大学のオープンキャンパスがあると知り、少しでも勉強に興味を持ってくれればと連れて行くことに。
すると、みおちゃんが星の研究発表のコーナーで、大学生と話し込むのを見た。

トウガラシさん
「大学に行ったら、好きなことを目いっぱいできるし、やりたければ一日中それをやっててもいいし、『大学ってすごい楽しいところだよ』って教えていただいて、好きなことがいっぱいできるところなんて夢のようだ、ぜひ行ってみたいっていう感じになって目がキラキラしていた」

さらにみおちゃんは、勉強する意味につながる言葉をもらったようだ。

みおちゃん
『勉強をもっと好きになったほうがいい』って言われました」

好きなことを勉強するためには、他のことも学ぶ必要がある。
学ぶ意味が見つかれば、きっと好きになる。
と言われたのだ。

トウガラシさん
「土星とか火星とかも漢字だから、漢字も読めて書けないといけないから国語も必要。星の距離を測るには計算だから算数も必要」

大好きな星のことを勉強するという目的があることで、今まで嫌いだった数学や英語を学ぶ意味が見えてきたのだ。

みおちゃん
「やはり勉強は大事だと思った」

 

<スタジオ>

尾木さん
「よくオープンキャンパスに行きましたね!本人から?」

トウガラシさん
「本人も望遠鏡を作るためには何が必要かを考えて、まず大学を出なきゃダメだと思って、その大学も工学部とか理学部とかに行かないとダメだというのがわかって『じゃぁ見に行ってみようか』と一緒に行った。

行ってみたら、石とか食べちゃうんじゃないかというくらい夢中になっていた。
『これなんですか!?』と聞いたら、大学生が自分で岐阜に行って掘ってきたと言った。
『自分で掘りに行けるんだ!』『掘りに行きてぇ~』と言った」

高山アナ
「お母さんとしては大学生とのふれあいはどのように見てた?」

トウガラシさん
「自分の目指している姿が、目の前にある。『わたしは10年後こういうふうになる』という目標を自分でたてることができたと思っている」

ももさん
「みおちゃんみたいに好きなことをやって、好きな大学に入って好きな仕事にも就けたら、その仕事はきっと辞めない。やってる仕事も楽しいし、人生も豊かになるということならば、それが正しいですよね」

ハムスターさん
「子どもが目標を持って勉強したいなって思うのに、遅いっていうのはないのかなと。
もうちょっと大らかに、彼が好きなことを見つけるまで、ゆっくりタイミングを見てあげるのもいいのかなと。
いまこれをやらないとどうするのとどうしても焦って心配で抑えられなくなって口に出してしまうが、一度それを飲み込むのも大事なのかなと思った」

尾木さん
「子どもたちの好きなことをしっかり応援してあげる。好きなことは必ず広がる。
その先で次々と枝葉に分かれて成熟していくのと同時に、壁に次々とぶつかる。
それを突破していくのは、学びの主人公の本人。
親を完全に抜き放って、すばらしい人生を送るように変わります」

ももさん
昭和の考えは捨てて、平成の新しい考えにします」

スタジオ笑

ちゃママ感想

わたしも息子に「どうして学校に行かなきゃいけないの?」「なんで宿題が出るの?」などと聞かれたことがあります。

小1のはじめには「エジソンみたいにママが家で教えればいいじゃん」なんて言われたこともありました;
(そのときの記事⇒【ピンチ】息子「ママ、小学校がつらいよ…」(まだ入学から約2週間)

 

最近でもたまに「あ~学校イヤだ~」と言うことがあります。

でも、毎日話を聞いていると、息子は”学校は楽しい”と思っているのがわかるので、「(言ってみてるだけだな…)」と。
春ころに比べたら、わたしもベテランになってきましたよね(笑)

 

「せめてわり算までは習おうか。わり算は4年生かな?」

「4年生が終わったら辞めてもいいの?」

「いいよー」

「いぇ~い!」

「あ、でも…車関係の仕事をするのに、読めない漢字がいっぱいあったら本もスラスラ読めないし、空気抵抗の計算には数学も必要になるんじゃないかなぁ…わかんないけどっ」

「うそ~ん……」

 

そう、息子は以前、

「車に詳しくなりたいから、機械工学を勉強したい」

と言っていました。
図書館の”機械工学”のコーナーに車関連のまだ読めない本があるからそう思ったようです。

 

今回のみおちゃんのように、自分が好きで学びたいことを学べる大学に入り、夢を叶える、夢に近づくためにはどうしたらいいのかを考えられるように、話していきたいと思いました。

学ぶ意味がわかれば、「なぜ?」なんて思うより「しなくちゃ!」となるハズですよね♪

親はひとまず、子どもの好きなことを応援するのが大切ですね。

【ピンチ】息子「ママ、小学校がつらいよ…」(まだ入学から約2週間) 子どもの「没頭」を邪魔するな!「すべての教育は洗脳」堀江貴文

こちら↓の本も読んだことがあります。続編もあります。
前半は子どもへ、後半は大人へ、著名な方が答えています。