こんにちは、ちゃママです。
2018年6月23日放送の金スマ「第2弾!医者が教える食事術とは」を見ました。
20万人を診てきた医師の牧田善二先生による著書「医者が教える食事術 」の第2弾です。
第1弾のまとめはこちら
【金スマ】間違った食べ方に注意!医者が教える食事術とは前回、健康のためにフルーツジュースを作るのは太るもと、卵は1日に何個食べてもOKなどの食べ方が大反響。
正しい食事術とは、食べ順・食べ合わせ・栄養など、いま常識とされている食や料理に関する知識を医学的に正しく見直した食事方法のことです。
今回も、美容や健康に興味がある20~60代の女性100人にアンケート調査をしました。
良かれと思っていた食べ方が「実は逆だった!」と驚いたことが多かった順に、ランキング形式で紹介します。
目次
第7位 牛乳さえ飲めば骨が強くなる!は間違い
牛乳には、骨や歯を作る成分「カルシウム」が豊富に含まれています。
子どもの骨が成長するときや高齢者の寝たきり予防にはカルシウムが必要ですが、カルシウムだけ摂ってもカラダには全く吸収されません。
牛乳だけをいくら飲んでも骨は強くなりませんが、カルシウムとビタミンDを一緒に摂ると、吸収率が飛躍的にアップし、骨を丈夫にしてくれます。
カルシウムとビタミンDを同時に摂るには魚がオススメです。
さんまやイワシ、しらす干し、とくに鮭の水煮缶はオススメなのだそうです。
第6位 体重を気にして1食抜くのは非常識
いつも食べている食事を抜くことを繰り返していると、太りやすい体質になってしまいます。
私たちのカラダはブドウ糖を燃料にして動いています。
ごはんやパンなど糖質の多い食事を摂ると、血中のブドウ糖が増え、血糖値が上がります。
すると、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。
インスリンはブドウ糖をエネルギーとして使ったり、使いきれなかったぶんは脂肪にして蓄えたりと、血糖値を下げる働きをします。
しかし、1食抜くと次の食事でインスリンが大量に分泌されやすくなります。
すると、ブドウ糖に使うよりも、脂肪として蓄える働きのほうが活発になってしまい、太ってしまうのです。
とくに抜いてはいけない食事は朝食です。
2017年のドイツでの研究結果によると、夕食抜きのグループよりも朝食抜きのグループのほうが血糖値が46%も高い結果になりました。
つまり、太りやすい体質になっているということです。
肥満を防ぐためには、1日3食きっちり食べて、特に朝食を抜かないことが大事なのです。
第5位 頭を働かせるため甘いものを食べるのは逆効果
甘いものには脳の栄養であるブドウ糖が多く含まれています。
ところが、一度にたくさんの糖質を摂ると低血糖という状態になり、眠くなって集中力が低下するなどの症状が出るのです。
低血糖とは、血糖値が基準よりも低い状態です。
糖分が高すぎるものを食べると、血糖値が急上昇します。
急上昇した血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌されますが、インスリンが働きすぎて基準よりも下げすぎてしまうのです。
このような症状を「反応性低血糖」といいます。
血管のなかは一時的に糖が足りない状態になり、脳の栄養であるブドウ糖が脳に行きわたらなくなります。
すると、脳の活動がにぶって、ダルくなったり集中力を下げてしまったり、眠気が襲ってしまうのです。
もしも甘いものを食べるときは、量を減らしたりゆっくり食べたり、チョコレートであればカカオ70%などの糖質が少ないものがオススメです。
牧田先生によると、一度に摂っても眠くならない糖質量は10g以下です。
カカオ70%以上のチョコレートならば、1粒の糖質は2g前後なので4個までにしておきましょう。
第4位 太らないようツナ缶の油を捨てるのはもったいない
ツナ缶の油には、DHAやEPAという動脈硬化・心疾患・脳梗塞を抑える成分が含まれています。
ツナ缶の材料はびんちょうまぐろなどの青魚です。青魚に多く含まれているのはDHAとEPAです。
DHAやEPAは水に溶ける水溶性です。
ツナ缶は、蒸気で熱した身をほぐし、機械で缶につめたあと、味付け用の野菜スープと大豆などが原料の植物油を注ぎます。
このときに初めて魚の身からDHAなどが溶け出るので、油に豊富な量が含まれているのです。
あなたを太らせている唯一の原因
”油は太るもと”だと避けている人が多いですが、牧田先生の著書には、
たっぷりの油で調理した肉や魚で太ることはない。
カロリーと肥満は関係ない。
と書かれています。
医学的に「脂肪と糖質はどちらが太るか」という研究がされていて、油や脂肪は太らないという結果が出ているそうです。
人が太る唯一のメカニズムは、血糖値の急上昇と急降下。
つまり、血糖値の急上昇さえ起こさなければ、太らないのです。
そのため、糖質は少なめに、ゆっくり食べることが大事だというのが蒔田先生の主張なのです。
第3位 濃い色の卵は栄養価が高い!は誤解
にわとりの卵には、黄身の色が濃くオレンジに近いものがあります。
色の濃いほうが値段が高い傾向にあるため、栄養があるように思われますが、黄身の色の濃さはにわとりの食べるエサによって変わります。
黄身の色が濃いから栄養があるわけではないのです。
ちなみに、殻の色が赤かったり、黄身を箸でつかめるなども、栄養とは全く関係ないそうです。
栄養価が高い卵を買うなら、成分表などを参考にして買いましょう。
第2位 おいしく食べるためカレーを1日寝かせるのは要注意
ウェルシュ菌は、土の中や人の体内、とくに牛や鶏や魚などに多いどこにでもいる常在菌です。
空気が嫌いなため、普段は増殖できません。
鍋で煮ているときは、ほかの菌と同じく死滅しますが、加熱されたことによって中に芽を作る場合があり、この芽は100度で4時間加熱しても死滅しません。
煮込んだ鍋からは空気が抜けます。カレーの場合は中に空気が入っていきません。
なべ底付近は、ウェルシュ菌が好きな無酸素状態になります。
火を止めたあと、ほどよい温度に下がるとウェルシュ菌が大好きな環境になります。(45度)
ひと晩(8時間)寝かせたカレーは、計算上だとウェルシュ菌が281兆倍に大増殖し、加熱しても死滅しないのです。
カレーを作ったら、空気になるべく触れるように平らな容器に小分けにし、早めに冷蔵庫か冷凍庫に入れます。
また温めて食べるときは、なべの底から上へと混ぜながら空気によく触れさせるようにします。(酸素が苦手)
菌は土にもいるので、野菜は良く洗いましょう。
第1位 スタミナをつけるためニンニクだけでは効果ナシ
滋養強壮、疲労回復に効くと言われてきたニンニク。
独特のにおいを持つ成分「アリシン」がパワーの源だと言われてきました。
しかし、アリシンはそれだけでは何の効果もないのです。
アリシンはビタミンB1と一緒に摂って、はじめて疲労回復が期待できるのです。
世の中にはニンニク注射という即疲労回復をうたった注射があります。
ニンニク注射の成分はビタミンB1で、ニンニクのような特有のにおいがするため名付けられました。
ニンニクの疲労回復効果を得るには、ビタミンB1を含む食品とともに食べることが大切です。
ビタミンB1が豊富な食材の代表格といえば、豚肉。ガーリック炒めなどがオススメです。
番外編 健康長寿の秘訣の1つがこれ!肉食のススメ
従来「肉の脂肪は、脳卒中・心筋梗塞の確率を上げる」と言われていましたが、実は真逆だったのです。
2013年に発表された筑波大学による追跡調査の結果、
肉の脂肪を食べるほど脳出血と脳梗塞の発症率は少なくなる。
ということがわかりました。
つまり、肉の脂肪を食べるほど健康で長寿でいられると考えられています。
さらに昨年、権威ある医学雑誌「ランセット」に掲載されたのは、カナダのマックスター大学の追跡調査の結果で、
脂肪には3つの種類があるが、どんな脂肪であっても摂る量が増えるほど死亡率が低下する。
というものでした。
最後に牧田先生からメッセージ。
「健康のためなら、死んでもいい!」となってはいけません。
これさえやっておけばいい!という食べ方はありません。
ちゃママ感想
カロリー、油、脂肪では太らない!
人が太る原因は、糖質による血糖値の急上昇と急降下だけ!
肉の脂肪はカラダにいい!
これまでの常識って一体(@_@;
わたしはファミレスのメニューに書かれているカロリーはまったく気にしていませんでしたが(食べたいものを食べる派)、いつもカロリーを気にして注文している友だちに、いち早く教えてあげたいと思いました。
頭のなかをアップデートして、健康的な食生活を送りましょう!
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