こんにちは、ちゃママです。
2018年1月7日放送の「林先生が驚く初耳学SP」を見ました。
今回の2時間SPは「常識を覆すイマドキの教育2018」と題して、さまざまな新しい教育法の第二弾が紹介されました。
今日はその中でも、「緊急企画!林先生を否定する専門家と真っ向勝負!」という早期英語教育に関しての話です。
目次
林先生に対する2つの反論点
前回のSPでは「英語がペラペラな親ほど早期英語教育に“冷淡”」という記事を紹介。
記事には、幼児期に異なる言語を使うと、逆に思考力が低下するということが書かれていました。
早期英語教育に賛成の意見もあるなか、林先生は「幼児期の英語教育は不要!」と断言。
※前回の内容はこちら↓

林先生に賛同する意見が多かったが、中には反対の意見もあり、インターネット上で大炎上。
特に話題となったのが、
(出典:林先生「英語ができない人ほど早期教育に賛成」ーこれは調査結果と違う/寺沢拓敬)
この記事が反論しているのは、
- 英語ができない親ほど早期教育を支持
- 幼児期は英語よりも思考力を伸ばすべき
という2点について。
林先生
「自分が英語をペラペラに話せる親は、子どもに早期英語教育はやらない。逆に、子どもに英語をやらせたい人は、自分ができなかった人に多い」
と紹介したこの反比例関係について、
その結果によると、反比例というよりはU字型だということがわかっている。
つまり、林先生のグラフは間違いで、英語ができる親に早期英語教育賛成派が多いので、こちらのグラフが正しいと指摘。
さらに、
林先生
「『語学はアプリ』。アプリを動かすスペックを上げておけば、アプリが簡単に入る頭になる。
本人のスペックを高くしておけば、英語はできるようになる」
この発言に対しては、
日本での教育を前提にしており、実はかなりズレている。
林先生の解説(1つ目)
林先生
「まず、前回のことを整理したい。
『ダブルリミッテッド』という、まだ子どもが小さくて脳がしっかりできていない状況で、英語と日本語の2つの言語を習得すると、両方が中途半端になるのが非常に恐ろしいというのがある。
もう一つは、AIが発達してくると、英会話はAIがやってくれるはず。
それを考えると、幼児期にやるべきことが本当に英語教育なのかと。
グラフに関しては、これを言うともっと炎上する可能性があるんですけど(スタジオ笑)、
『東大出身の親で』と言いましたよね?
東大を出ている親というのは、受験勉強で英語も数学も勉強している。
全科目、幅広く勉強してきた人は、早期英語教育に対して落ち着いてみている。
生徒にも多いが、英語しかできない、英語は得意という人が親になると、早期英語教育を認める。
グラフでズレた分は…これ炎上するかな?笑
英語しかできない親。
数学ができないと論理的思考力が低い、小論文で600~800字の文章がちゃんと書けない、しかし英語はできるよという人がこうなる」
つまり、このグラフには英語しかできない親が含まれているため、差が生じたのでは?と林先生は反論。
そして、林先生が「東大出身の親」と条件を付けたのは、英語だけではなく数学や理科といった科目で、論理的に正解を導き出せる親たちの中では、英語の幼児教育の優先順位が低いということを言いたかったからなのです。
林先生の解説(2つ目)
では、「日本での教育を前提にしており、実はかなりズレている」という反論についてはどう答えるのか。
林先生
「ご紹介したい人がいる。ノーベル科学賞を受賞した白川英樹さん。
なぜ日本人はノーベル賞をこんなに取れるんですか?と質問されたとき、
『日本人は、日本語で書かれた教科書を使い、日本語で学んでいるからではないかと思います』
と答えた。
つまり、植民地にならなかった日本は、
『日本語で研究できる。母語でしっかり学び、深く核心を突く考えを身につけることが重要』
ということをおっしゃった。
『日本語で論理的に説明できない人が、英語で論理的に説明できるはずがない』
ということもおっしゃっていた。
僕は人に何を言われようが、(考えを)変えるつもりはない。
絶対に英語の早期教育はしません。
前回は僕ひとりの意見でしたけれども、白川教授の応援を勝手にいただいております」
(スタジオ笑)
ちなみに、紗栄子さんは将来子どもたちが海外で暮らすための環境づくりとして、子どもたちを留学させたとのこと。
それに対して林先生は、「それなら全く問題ない。英語が思考の言語になっていく」と話していました。
ちゃママ感想
わたしも2020年のオリンピックに向けて、同時通訳機の開発はかなり進んでいるようなので、息子が大人になるころにはほぼ時差がなく多言語で会話ができるのではないかと思っています。(期待も込めていますw)
そうなると、「何を話すか」が大切になってきますよね。
物事を筋道だてて考える力をつける。
そして、論理的に言えるようにする。
そのために家庭でできることはたくさんあります。
以下の記事などを参考に、まだ素直な幼児期~小学生のうちにたくさん働きかけていきましょう☆
そして番組内では、「小学校入学までに外遊びする頻度が高い子どもほど、体力・運動能力が高くなる」というスポーツ庁の発表も紹介されました。
週6日以上外遊びした子は10歳の時点での運動神経が良いそうです。
6歳までに「外で何をさせたか?」ではなく、「内容は問わず、何日外で遊んだか?」が大事なのだそうです。
小さいうちは、外遊びをして視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚などを刺激してあげましょう!






