こんにちは、ちゃママです。
ようやく春あたりからの録画をいっきに見ました。
今日は「ホンマでっか!?TV」から教育関連の情報だけをまとめる企画の第4弾です♪
目次 [閉]
学校への服装
心理学 植木理恵さん
入学式やPTAの洋服で、ヒラヒラしたものや揺れるイヤリングなどをつけた格好をしているお母さんの子どもはややいじめられがち。
女性的なフェミニンな服装は、大人には信用されるが、子どもは母親に女性が見えることを生理的に嫌う傾向がある。
お母さんっぽい格好、カジュアルな格好が良い。
一夜漬けの効果
心理学 植木理恵さん
テストの一夜漬けはできるのか、2万字の文字の記憶で調査した。
Aグループは10日前から、Bグループは一夜漬けで寝ずにテストを受けたところ、点数は一緒だった。
ところが、3か月後に同じ試験をしたところ、Aグループの成績は変わらなかったが、Bグループは0点だった。
テストの一夜漬けは効果があるが、3ヵ月後にはあまり覚えていない可能性がある。
子どもに逆質問
認知科学 中野信子さん
子どもの質問には逆に「お母さんに教えて」と聞くのがいい。
お母さんは教師ではなく、子どもの勉強の進行管理役なので、「お母さんに教えて」と言うことで子どもの学習がより深まる。
「私に教えて」と大学生まで母親から言われ続けてきた物理学者は、のちにノーベル物理学賞を受賞した。
教えられるよりも教えるほうが記憶の定着が強い。
ナッツの効果
認知科学 中野信子さん
ナッツは脳に良い代表的な食べ物。
クルミは、脳を作る脂肪酸が豊富。
ピーナッツは、学習能力や記憶力を高める。
料理で愛情を伝える
心理学 植木理恵さん
1人1個ある料理と大皿料理が両方あるのは、子どもにとって嬉しい。
2~3才になると「僕の」「私の」と「自分の物」ということに執着し始める。
小学生になると、みんなで取り分ける喜びを知る。
母親が取り分ける姿を子どもはしっかりと記憶している。
学校の教育方針
教育 尾木直樹さん
早朝からの長時間学習では学力は上がらない。
最近、マイナス1時間目、0時間目、1時間目、そして6時間目のあとに7時間目などという時間割で、1日9~10時間授業をする学校がある。
進学校では学生が自分で勉強するからやっていないが、2番手グループの学校でやっている傾向がある。
もともとは塾や予備校のない地域ではじまったが、いつしか強制参加させるようになった。
心の安定が得られる睡眠時間は、高校生の男子は8.5時間、女子は7.5時間がベストだという研究結果もある。
睡眠負債になると、学力低下、不登校、自殺などにつながる可能性が出てくる。
幼児教育のデタラメ
脳科学 澤口俊之さん
右脳・左脳の教育はやめてほしい。これは全くのデタラメ。オカルト。
ロジャー・スペリー(米国)という人が、治療のために患者の脳梁(右脳と左脳をつなぐ部分)を切断し、左右の脳を分離した。
その治療の話で右脳と左脳と言っているだけ。
右脳と左脳という概念はいちおうあるが、機能的な差はほとんどない。右脳派、左脳派というのもない。
右脳と左脳の働きが違うという情報をもとにした幼児教育が多いが、非科学的でひどい。
生物学 池田清彦さん
もともとは、てんかんの患者の治療で脳梁を切断して脳を左右に分けた。
生まれつき左脳しかない人もいるが、日常生活に支障はない。
左脳にあると言われる言語脳が、右脳にある人もいて脳は人によって違う。
漠然とした教育方針はダメ
心理学 植木理恵さん
子どもになんでもいいから「自由にやりなさい」「お父さんとお母さんは伸び伸びと生きてほしい」と言う親の子どもの精神疾患率は高い。
子どもにとってはとてつもなく大きな目標になる。
たとえばマウスの実験で、8回がんばれば電気ショックを逃れられるマウスと、何回がんばっても電気ショックを逃れられないマウスは、同じ大きさの胃潰瘍ができる。
つまり、8回では目標が遠すぎるということ。
この実験で胃潰瘍ができなかったマウスは、目先の”1回がんばれば良い”という条件だけだった。
「自由にしてもいい」など漠然とした指導は、目印が何もない海原を1人で泳ぐようなもので、”何をしてもダメ”と同じく精神的にキツイもの。
口やかましく「この旗まで行け、この旗まで行け」と海原に旗を立てられた方がやることが明確。
適度な課題を課す指導のほうが、目標が明確になって心にとっては1番いい。
自由じゃない状況が思春期くらいまで続くと、自由になりたいと自らが思うようになる。
道徳教育の問題点
心理学 植木理恵さん
日本人は道徳心をすごく大事にする。
アメリカでは道徳を「道」と「徳」に分けて教えるが、日本は「道」しか教えていない。
「道」というのは、上を敬う・順番を守る・筋を通す・道にのっとるなどが立派だという考え。
「徳」というのは、年を重ねたら余裕を持って若い人に譲るとか、知恵・経験・お金などを他者に分け与えることが立派という考え。
両方を合わせて「道徳」だが、日本は偏っている。
「徳」が素敵だと教えないと、経済が回っていかない。
教育 尾木直樹さん
4月から道徳が正式な教科になり、成績がつくようになった。
現場の先生がものすごく悩んでいる。
従来はみんなで議論して、多様な価値観を理解し、深めあう時間だった。
いまは正しい答えがある。
これまでは多くの議論があって道徳は教科にならなかったが、道徳で優しい心や相手を思いやる心をつちかい、いじめをしない子どもを育てようという目的ではじまった。
たとえば、道徳の授業で取り上げられる「礼儀」のなかの挨拶。
「おはようございます」と言いながらおじぎをするのか。
「おはようございます」と言ったあとにおじぎをするのか。
おじぎをしたあとに「おはようございます」と言うのか。
どれが正しいか。
正しい答えは、「おはようございます」と言ったあとにおじぎをする。
日本の伝統的な礼儀作法で「語先後礼(先に言葉 次にお辞儀)」という。
挨拶のしかたは、相手や状況で変わる場合もあるので、いろいろな方法があると学ぶほうが望ましい。
高学年になると勘のいい子は、これが正しい答えだと思ったら先生の前でその答えを言う。
先生の前で模範生徒を装うことで、ストレスをため込んでいじめに走る危険性もある。
ちゃママ感想
右脳教育はオカルト…澤口先生が怒っていました。
以前書いたレポのなかに、右脳教育の習い事がありましたね。

わたしは右脳左脳というよりは、前頭前野を意識してきました。

最近読んだ本でも、3歳までは「感じる脳」を育てることが大切なのでアレコレしないほうがいいと書かれていました。
「しあわせ脳」に育てよう! 子どもを伸ばす4つのルール
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↑著者の体験談も書かれているので、ところどころ笑えて読みやすく、脳の発達に関しても勉強になりますよ。
道徳に関しては、たしかに日本は寄付をする人が少なく、私腹を肥やしている方が多いイメージなのでw、納得してしまいました。

情報で溢れている時代なので、親が振り回されないようにしないといけませんね。


