【初耳学】人生は実力よりも“勘違いされる力”が必要

こんにちは、ちゃママです。

あなたは、人生で成功するためには運と実力のどちらが大切だと思いますか?

2018年9月16日放送の「林先生が驚く初耳学」を見ました。

今回の白熱教室のテーマは、「人生は実力よりも“勘違いされる力”で決まっている!」でした。

林先生
「このタイトルの本が、めちゃくちゃ売れている」

実力よりも勘違いされる力のほうが大切なんて、とんでもなく理不尽な暴論に聞こえるが、その中で林先生が伝えたいこととは?

目次

実力より大切な錯覚資産とは

林先生
「世の中には何をやっても成果が出せる人と、実力があるのに成果が出せない人がいるという。
人生何をやっても成果が出せる人になるには、タイトルにある勘違いさせる力がポイントになる。

9.11テロの際に、ブッシュ大統領はテロ対策で支持率をぐんと上げた。一方で、経済政策はもともと支持されていなかったが、テロ対策で支持率が上がったら経済政策への支持率もぐんと上がった。

テロ対策ひとつが優れていると、経済政策もいいのではないかというふうに思われて、結果的には全体的に支持率が上がった。

しかも、実際に支持した人たちは自分たちが錯覚しているという自覚がない。

その勘違いさせる力の正体を、その本の中では『錯覚資産』と書いている」

身近な錯覚資産

1.藤田ニコルプロデュースのブランド

林先生
「にこるんがプロデュースしている商品は、にこるん自身がかわいい、ああいう風になりたいという憧れが、商品をより魅力的なものにしている」

2.くっきーの白塗り

千原ジュニアさん
「くっきーの白塗りは今、誰のマネをしてもOKになっている」

3.最近の中島健人

林先生
「ケンティーの(カッコつけた)セリフが『面白いよね』となってきている。ケンティーはずっと同じようにやってきて言い続けているうちに、さんまさんがいじるようになった。

さんまさんがいじるということは、面白いのお墨付きが付いたも同然。さんまさんが認めているから間違いなく面白いんだとなる」

いいループを作る

林先生
「根本的な問題として、本当の実力なんて誰が分かるかという問題がある。

錯覚資産のほうが大切だと本には書かれている。

実力があるから成果が出る。成果が出たものが錯覚資産として人に認められた。

こうなると何が起きるのか。

例えばサラリーマンがひとつのプレゼンがうまくいって、それがプロジェクトとして動き始めた、結果が出たとする。

『あいつのプレゼンはいいよ』『あいつの計画はいいよ』ということになると、その人が次にプレゼンをしたときに、もう皆がすでに『その人の言うことを聞こうか』という雰囲気になってないですか?

ということは、その人を受け入れる環境が出来上がる。その人が言うから認めようという環境ができていれば、ますます成果が出やすい。

(実力→)『成果→錯覚資産→環境→成果→錯覚資産→環境』というループが回り出したら、実力は関係なく成果が出てしまう。

もうひとつ大事な話として、ループが回っているいい環境にいる場合と、なかなかがんばっても認められない悪い環境にいる場合、どちらが人は成長しやすいですかね?」

ゲスト
「いい環境」

林先生
「実は実力と環境もつながる。

『なんであいつは俺より実力がないのにうまくいきやがるんだ』ということは、どの業界でもある。会社であろうが芸能界であろうが。

そのときにちょっと視点を変えて、『あいつが人にすごいと思われている錯覚資産は何だろうか?』というふうに見ていくことが、これからの前向きな姿勢につながる」

ちゃママ感想

「運も実力のうち」なんていう言葉もありますが、本当に必要なのは「錯覚資産」という話でした。

これは心理学でいうハロー効果に近いものがありますね。

ハロー効果とは…
人や事物のある一つの特徴について良い(ないしは悪い)印象を受けると、その人・事物の他のすべての特徴も実際以上に高く(ないしは低く)評価する現象。(大辞林 第三版より)

そして、期待されると人は期待されたとおりの成果を出す傾向がある(ピグマリオン効果)ので、さらに実力がついてループが回る。

 

本を読んでいないので少し話がズレるかもしれませんが、わたしは「運」は大きいと思っています。

そもそも実力を発揮できる場所やタイミング、その成果を認めてくれる人に出会えたことなどは「運」も関係しているのではないかと思います。

(芸能界には実力がないから消えていく一発屋もいるので、ループを回すには結局実力が必要だと思いますが;)

心理学の植木先生は、自分は運がいいと思っている人のほうが成功する可能性が高いと話していました。

運がいい人は前向きだといいます。

林先生が最後に話した視点。
いつまでも相手をねたんだりうらやましがったりしているのではなく、相手を観察する前向きな姿勢こそ「運」が良くなって自分の実力が発揮できるチャンスがめぐってくるのかもしれません。

「運」は運ばれてくるもの。

そういえば、息子にも天国言葉と地獄言葉を教えていました。

【☆祝☆ブログ1周年】運よく毎日更新できましたっ!

子どもに「錯覚資産」の話は少し早いかもしれませんが、子どもが「自分は運がいい!」と思うようになることは自己肯定感が高くなり、子どもの人生にとってプラスだと思います。

そのためには親の前向きな声かけが大切ですね。

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