何冊読んだ?平成で売れた実用書ベストセラーランキング30

こんにちは、ちゃママです。

2019年4月6日放送の「世界一受けたい授業SP」を見ました。

「平成で一番売れた本は何!?」ということで、平成で売れた実用書ベストセラーランキング(1~30位)が紹介されました。

※平成30年間の発行部数をもとに番組で再編集(発行部数の端数は切り捨て)

まだ読んでいない本もあるので、ここに書いておこうと思います。

目次

第21~30位

30位「心を整える。」145万部

著者はサッカー元日本代表キャプテン・長谷部誠。

「常に最悪を想定する」など乱れがちな心を整えるための56の方法が書かれています。

「競争は自分の栄養になる」

ライバルになるような選手がいても怖いと思わない。
むしろそれによって自分がどう変わるのかという楽しみの方が大きい。

「遅刻が努力を無駄にする」

遅刻というのは何もプラスを生み出さない。
約束の時間に余裕を持っていくのは自分のためだが、組織にポジティブな空気を生むことにも繋がる。

この本が発売されたのは東日本大震災の年。

「みんなで力を合わせて頑張ろう」という復興への精神とこの本の内容がマッチし、話題になりました。

長谷部選手はこの本の印税を震災復興のために寄付。
寄付によって再建した宮城県南三陸町の幼稚園を毎年訪問しているそうです。

29位「世界一簡単な英語の本」149万部

太った猫、ビッグ・ファット・キャットとパイを売るエドとのコミカルなやり取りが、そのまま英語の文法の説明になっているのがウケ、大ヒットにつながりました。

27位「子どもが育つ魔法の言葉」152万部

アメリカの家庭教育学者で3人の子を持つドロシー・ロー・ノルト博士が綴った子育てバイブル。

とくに30~40代の母親がこの本に共感。ママ友同士の口コミによって評判を広めていきました。

この本に書いてあるについて、皇太子さまが紹介したことをきっかけに注目され、発行部数が急激に伸びました。

27位「13歳のハローワーク」152万部

当時、若者たちはバブル崩壊後から続く就職氷河期を経験。

一流大学や一流企業い入れば生涯安心という考え方はもはや通用しないことを身をもって感じていました。

そんなときに発売されたのがこの本。

大人の入口に立った13歳から社会人にまで幅広く役立つ職業ガイドブックでした。

出版された3年後、子どもたちが自ら好きなことを見つけられる職業体験施設「キッザニア」がオープン。

子どもの職業に対する意識が変わっていきました。

26位「人生がときめく片づけの魔法」159万部

一度片づけたら絶対に元に戻らない片づけ術。

その方法は、手に取った瞬間ときめいたものは取っておく、ときめかないものはどんなに新しくても思い切って捨てる。

捨てるときには「ありがとう」と感謝してから捨てます。

この物にはすべて精霊が宿っているという日本的な信仰心が欧米人に神秘的にうつり広く受け入れられ、近藤さんは世界で最も影響力のある100人にも選ばれました。

25位「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」164万部

さおだけ屋はなぜ潰れないのか。

実は本業が金物屋さんということが多く、移動の際、ついでにさおだけも売っていたのです。

ついでなので、売れたらラッキー。

また、声がかかったお客さんから物干し竿以外の注文をとれることもあるから潰れないのです。

23位「声に出して読みたい日本語」165万部

リズムのいい名文を朗読すれば集中力が高まると、全国各地で朗読会が開催されるなど、日本語ブームが平成の一大社会現象となりました。

斎藤先生が推奨する朗読法のポイントは2つあります。

1つは正確に読むこと、もう1つは速く読むことです。

脳が高速に回転していればいるほど、周りの風景が遅く見えるといいます。

23位「B型自分の説明書」165万部

家電製品の取扱説明書風にB型人間を紹介し、大ヒットしました。

22位「つい誰かに話したくなる雑学の本」167万部

身の回りの疑問や歴史、科学の雑学を、びっしり300も収録しています。

21位「脳を鍛える大人の計算ドリル」168万部

脳トレブームを巻き起こしたこの本。2年後にはゲームソフトにもなり、売上は870万本を記録。

20代をピークに徐々に低下していく認知機能。

著者の川島先生は、物忘れや認知症の予防には、簡単な計算問題やトレーニングをたくさん続けることが重要だといいます。

第11~20位

20位「Good Luck」170万部

世界50か国でベストセラーとなったこの本は、正しい努力が幸福を呼ぶという内容。

著者はマイクロソフトやソニーのコンサルタントを務めたスペインの経済学者アレックス・ロビラさん。

彼はこの本を執筆するにあたり、実際に幸福をつかんだ800人以上にインタビューを行いました。

子どもにもわかりやすく伝えるために、メッセージをおとぎ話風にしたことで世代を超えて大ヒットしたのです。

19位「小さいことにくよくよするな!」173万部

小さいことにくよくよしない方法を学べば、愛情豊かな自分を育てることができる。

幸福になるには欲しいモノより持っているモノを意識せよ!

給料の安さをグチっても給料は上がりません。

その代わり今の仕事に就いて良かったと感謝すれば、自然といい仕事ができ、出世や昇給につながるのです。

18位「夢をかなえるゾウ」177万部

誰でも簡単にできる人生の成功習慣を学べる。

自分の身に起こることは、まず運が良いと思え。

たとえば初めての登山中に雨が降り、雨具を持っていなかったとき、

「山の天気は変わりやすいと知れて運が良い。今度からは雨具を準備しよう」

しかし、

「今日はついてないなー。ま、次は晴れるだろう」

運の悪さだけを嘆く人は、同じ失敗を繰り返します。

17位「話を聞かない男、地図が読めない女」178万部

男と女はなぜ理解し合えないのかを、当時の脳科学の研究から解き明かし話題になりました。

16位「禁煙セラピー」185万部

精神力でひたすら我慢するという従来の禁煙方法から、禁煙は誰でもできることと語りかける新たな手法で大ヒットしました。

15位「嫌われる勇気」190万部

心理学者アルフレッド・アドラーが唱えた心理学をわかりやすく解説した本。

自由とは他人から嫌われることである

たとえばあまり気の進まない誘いを受けたとき、「断ったら嫌われるかな…」と思っても思い切って断ってみる。

そんな嫌われる勇気を持つことで、自分が本当にしたいことをするための自由が得られるのです。

人間は自分の可能性を言い訳にしているうちは変われない

たとえば「俺だってダイエットして痩せてたら結婚していたはず」という言い訳。

そもそもダイエットをしたからといって、結婚できるとは限りません。

自分に言い訳せず、新しい人生を選ぶ勇気が大切なのです。

14位「伝える力」200万部

池上彰さんが「話す」「書く」「聞く」という3つの能力を磨くことで、伝える力がつくと勧めています。

13位「日本語練習帳」202万部

国語学者大野晋さんが60年の研究の末にまとめた問題形式の日本語トレーニング本。

この本のヒット理由として考えられるのが、パソコンの普及。

電子メールが頻繁に使われるようになったのですが、電話と違い文字や文章がのちのちまで残ってしまうので、恥ずかしくない日本語と使いたくなったからと考えられます。

12位「7つの習慣」220万部

全世界で3000万部を超える大ベストセラー。

習慣1 人間関係の全体的な哲学は「Win-Win」である

習慣2 周囲を変えるのではなく、自分を変えることで周囲の環境も変わっていく

など、生活に取り入れるべき7つの習慣がまとめられています。

11位「金持ち父さん 貧乏父さん」221万部

高学歴なのに収入が不安定な父親と、13歳で学校を中退したが億万長者となった父親。

2人をモデルにお金の知識を教えてくれる哲学書です。

お金があればすべての問題が解決すると思っている人は、これから先苦労する。

金に勝る偉大な富は教育である。

学校では教えないお金のことを学び、お金についての知性を身につければ真に裕福になれる。

と語っています。

第1~10位

10位「巻くだけダイエット」225万部

伸縮性のバンドを骨盤などに巻き付け、骨格のゆがみを正してダイエットできる方法を紹介。

バンドがおまけで付いてくるお得感で、若い女性を中心に大ヒットしました。

9位「置かれた場所で咲きなさい」230万部

今いる場所で幸せになるために必要な心得をまとめた本。

100%の信頼関係は壊れやすい。人間は不完全なもの。

この世のなかに完璧な人間などいない。人との付き合いは100%は信じず、98%信頼すること。

あとの2%は相手が間違ったときの許しのために取っておくことが大切なのです。

8位「頭がいい人、悪い人の話し方」262万部

巷にあふれる愚かな話し方をとり上げ、会話のあり方を紹介。

7位「国家の品格」274万部

日本人が備えていたはずの自然に対する感受性や誠実さこそが日本の品格であり、日本人の誇りであると訴えた画期的な日本論。

虫の泣き声や散っていく桜の花びらに美しさを感じる「もののあはれ」は、日本人特有の感性だ。

平成18年の新語・流行語大賞に「品格」が選ばれるなど、社会現象を巻き起こしました。

6位「(通称)もしドラ」275万部

世界で一番有名な経営学書、P.F.ドラッカーの「マネジメント」を高校の野球部を舞台にわかりやすく教えてくれる本。

弱小野球部のマネージャーを務める女子高生が「マネジメント」を読み、部の意識改革を進める物語です。

5位「体脂肪計タニタの社員食堂」308万部

体重計などを作っている会社TANIAの社員食堂で提供されている約500㎉のヘルシーな定食のレシピ集。

この本が発売される2年前、平成20年からスタートした通称メタボ健診の影響で、男性も健康のために痩せるという意識が生まれました。

実際にこの定食を食べた社員が健康的にダイエットに成功したこともヒットの要因。

4位「女性の品格」314万部

女性としての立ち居振る舞いを具体的にアドバイスした本。

たとえば、レストランに予約を入れたら時間を守る。

料理を食べたら「ありがとう」「美味しかったです」を言う。

お金を払うのだから何をしてもよいわけではなく、店側を思いやるのがよい客であり、品格のある人なのです。

パーティーなどに誘われて断る時は、丁寧に、さらに早く

断るのをためらってグズグズと返事を先延ばしにするのは、相手にとても失礼です。

早めに断れば、他の人に声をかけるかもしれません。

その場で決断できない場合は、1日だけ猶予をもらうのがいいでしょう。

平成19年、男女雇用機会均等法が改正され、働く女性が増え、価値観が多様化。

女性として忘れてはいけないことを伝える内容が読者の支持を得たのです。

3位「チーズはどこへ消えた?」400万部

迷路の中に住む2人の小人が、あるはずのチーズが消えたときにどんな行動をとったかという物語。

小人の一人ヘムは「チーズはどこへ消えたんだろう?」ということばかり考え、全く行動を起こしませんでした。

しかし、もう一人のホーは「チーズを見つけてくるよ」と勇気を出してチーズを探しに出発しました。

ホーは自分の好きなチーズを発見し、そのチーズの山に囲まれた姿を想像しました。

すると「きっと見つかる」と思えるようになり、行動に移すことができたのです。

今年、19年ぶりに続編が発売されました。

2位「脳内革命」410万部

プラス思考によって脳から出るホルモンが心身にとって最高の薬になることを科学的に解説した本。

1位「バカの壁」443万部

何も考えずに「どうしたらいいんですか?」と聞く人は、バカの壁を越えられない人。

すぐ人に聞くのではなく、まず自分で考えるのが大事なのです。

さらに養老さんは、自分の個性に価値があると考える人は進歩しない人だといいます。

養老さん
「若い人は自分探しだとか言うが、そういうものがあると思い込んでいる個性のある私、変わらない私に価値があるとすると、進んでいかない」

これがわたしの個性、自分は変わる必要がないと思っている人間は進歩しない。

まずは自分を変えること。自分を変えることができれば同じ世界が違って見え、進歩できるのです。

ちゃママ感想

あなたは何冊読んだことがありましたか?

「子どもが育つ魔法の言葉」に出てくる「子は親の鏡」という詩は、あまりにも感銘を受けて、読んですぐに育児日記の裏表紙にメモしたという話は以前書きました。

息子の7歳の誕生日を迎えて思うこと

「金持ち父さん 貧乏父さん」は大人向けに書かれていますが、まだ読んでいない子育て中の方には同じ著者が書いた「金持ち父さんの子供はみんな天才」をオススメします。

以前内容をほんの一部だけ紹介しましたが、子どもへのお金の教育はとても大切です。

やってはいけない!子どもへの間違った「お金の教育」

本は意外とすきま時間で読めますし、1日5分でも積み重ねれば1冊読めます。

気になった本はどんどん読んでみましょう!(^-^)

【読書好き】最近読んだオススメの本、買った本(ちゃママ編) 【お金の特別授業】投資家・村上世彰さんが教える前と後 佐々木正美さん|子育てに悩みすぎる前に読むべき育児書 【第2弾】子どもの脳を変形させる マルトリートメントとは 【初耳学】日本は義務教育でお金の授業をすべき!