【レポ】NHK「4歳児のヒミツ~子どもの行動をカガクする~」

こんにちは、ちゃママです。

2019年5月6日放送、NHK「4歳児のヒミツ~子どもの行動をカガクする~」を見ました。

過去にレポした地球ドラマチック 「4歳児のヒミツ~驚きがいっぱい~」の日本版です。

 

4歳は大人への第一歩を踏み出す大切な時期。

他者が自分とは違う考え方を持っている、自分とは違う感じ方をしているというのが分かり始めると言われ、人としての社会性が身につくのもこの頃です。

そんな4歳児を5日間観察することにしました。

初めて出会う10人(男の子5人、女の子5人)は、一緒に過ごすとどんな関係を築いていくのでしょうか。

子どもたちにはマイクを付け、部屋には無人カメラを設置。

各分野の専門家がリアルタイムで4歳児の行動を分析します。

乳児教育学 高島景子さん
乳児教育学 大豆生田啓友さん
発達認知神経科学 開一夫さん

目次

相手の心を想像して関係性を築く

1日目。

部屋の中の子どもたちは、それぞれ好きな遊びを始めます。

大豆生田さん
「接点がどう作れるか」

高島さん
「『一緒にやろう』と言って一緒にやり始める子と、じっくり周りを見る子とタイプがいろいろ」

ブロックを持って一人で座っているハルちゃん。

ロッカーに貼られた名札を確認し、ユリちゃんは話しかけます。

ユリちゃん
「一人でやってるの?」

うなずくハルちゃん。

ユリちゃん
「誰もやってくれないからイヤなの?わかんない?」

うなずくハルちゃん。

ユリちゃん
「じゃぁユリちゃんと遊びたいとき、ユリちゃんに言って。わかった?」

うなずくハルちゃん。

大豆生田さん
「ユリちゃんは1人で寂しそうにしているって分かって言った。少し相手の気持ちに立つということが出てくる時期」

しばらくすると、ハルちゃんはユリちゃんの近くに行きますが、ユリちゃんは視線を合わせようとしません。

高島さん
「視線を合わせてグッと相手に近寄ってしまうと、相手はどういう反応を示すかなというのをすごく気にしている」

大豆生田さん
「2人ともあえて目を合わせていない。人への興味はすごくある。物を持っていって『はい、はい』と簡単につながる子もいれば、ゆっくり探りながらの子もいる」

結局二人は背中を向け合い、ハルちゃんは離れて行ってしまいました。

ルールを理解し自分たちで作り始める

外遊び。

取り合いになったのはペダルなしの二輪車。

ブンタくん
「ブンちゃんも乗りたいから10数えたら代わって」

トウヤくん
「えぇ~」

ブンタくん
「いいでしょ?ゆっくり数えるから」

トウヤくん
「わかった…」

ブンタくん
「5、6、7、8、9、10、代わって~」

サイトくん
「じゃぁサイトがゆっくり数えたら次サイトに交代して」

ブンタくん
「じゃぁ110数えてね」

サイトくん
「え~10がいい」

開さん
「4歳ぐらいになると規則に順守しなければいけないというのを理解し始めている。
自分でそのルールを作って他の人とやりとりをすることができる」

相手への親しみから気遣う気持ちが生まれる

アラタくん
「よいしょっと」

放置されていた二輪車に乗るアラタくん。

セイラちゃん
「ねぇねぇ、セイラちゃん全然やってない」

次はトウヤくんが乗ってしまい、なかなか乗れないセイラちゃん。

セイラちゃん
「アラタくん、(トウヤくんが)全然貸してくれないの自転車」

アタラくん
「じゃぁ待って、(トウヤくん)ちょっとだけ貸してくれる?」

トウヤくん
「いいよ、ちょっとだけだぞおまえ」

セイラちゃん
「おまえって言わない!」

トウヤくん
「だってさ、名前が全然わかんないんだよ。アラタ?で、誰だっけ?」

セイラちゃん
「セイラ」

トウヤくん
「セイラ」

セイラちゃん
「セイラちゃんでしょ」

トウヤくん
「ちゃん、ちゃん、ちゃん」

セイラちゃん
「ねぇ、1個だけでいいからコレ乗っていい?」

トウヤくんアタラくん
「いいよ」

アタラくん
「じゃぁ押そうか?」

セイラちゃんが乗った二輪車をトウヤくんとアラタくんが押して走ります。

高島さん
「途中で名前を聞いた。それまでは一緒にはいるけれどよくわかっていない相手だったのが、相手に対しての親しみも沸いて相手を気遣う気持ちが生まれた」

男女差を価値観として持ち始める

保育士さんが教室に2つの箱を持ってきました。

中身はごっこ遊び用のおもちゃなのですが、ピンクの箱には消防士や海賊の衣装など男の子が欲しそうなものを、ブルーの箱にはフリフリのスカートや化粧道具など女の子が欲しそうなものを入れました。

大豆生田さん
「男の子が女の子っぽいものと言われるものに出会ったとき、逆に女の子が男の子っぽいものに出会ったときにどういう反応をするか。
それは違うのだと言うのか、それはそれで受け入れていくのか」

箱のイメージに惹かれて男の子はブルー、女の子はピンクの箱の前に集まりました。

箱を開けてつぎつぎに中のものを取り出す子どもたち。

トウヤくん
「これ女のじゃーん」

ブンタくん
「女のしか入ってない!」

気にせず遊んでいる子もいますが、テンションが低めの子たちもいます。

結局自分たちが好きなものを選んで遊び始めました。

高島さん
「小さくても社会的な価値観というか枠組みというものを感じながら育ってきている。
男らしい、女らしいを自分たちの価値観として取り込んで行っているとき」

性差を超えた遊びを自由にできる子もいる

おもちゃに文句を言っていたブンタくん。

ブンタくん
「なんだこれ?これチョウチョウになれるやつだ」

妖精の羽が気になっているようです。

保育士さんに背中につけてもらい、喜んでいます。

ブンタくん
「見て、チョウチョウになれるんだよ男の子だと。すごいでしょ?」

今度は女の子の輪の中に入り、リップグロスをほっぺに塗ってみたブンタくん。

大豆生田さん
「本来小さな子どもたちは周りの大人などが価値づけをしなければ、男の子がスカートを履いて遊ぶなどは当たり前にあること。子どもが性を意識せずに制約されないで自由にやれることは、その子の個性としてとてもいいものなんだと思う」

ファンタジーの力で現実を豊かにしている

1日目の昼食。

きのこやお肉が入っている給食。

サイトくん
「サイト食べれないよ」

ユリちゃん
「野菜食べないと栄養がなくなって死んじゃうよね」

サイトくん
「にんじんとブロッコリーとピーマンだけしか食べれないから」

おしゃべりが上手なサイトくん。

ユリちゃん
「ユリちゃんのおばあちゃんは3月のお誕生日なの」

サイトくん
「サイトも。幼稚園のお友達のユイトくんがいて、そのユイトくんね、3月生まれなんだ~」

セイラちゃん
「じゃぁパパは?」

サイトくん
「サイトのパパも3月生まれ」

セイラちゃん
「ママは?」

サイトくん
「ママも3月生まれ」

セイラちゃん
「お姉ちゃんも?」

サイトくん
「うん」

セイラちゃん
「お兄ちゃんも?」

サイトくん
「うん」

セイラちゃん
「猫も?」

サイトくん
「そう」

セイラちゃん
「犬も?」

サイトくん
「うん」

セイラちゃん
「本当にいるの?」

サイトくん
「うん」

本当は家族の中で3月生まれなのはサイトくんと弟だけで、ペットも空想です。

教室ではサイトくんの空想話が続きます。

サイトくん
「今日も雪だったよね。サイトね、雪だるま作って作り終わったときに急にバキューン!って爆発したんだよ」

トウヤくん
「変な雪だるまだった?」

ブンタくん
「どんな雪だるまだったの?」

サイトくん
「たぶんあれは魔法がかかってたんだ」

アオイちゃん
「誰に?誰にかけられたの?」

サイトくん
「サイトのうちにイノシシが来て、そのとき魔法をかけられたんだよ」

セイラちゃん
「え!?イノシシ?」

サイトくん
「イノシシ2人でやられたんだよ。こっちが爆発してこっちが爆発して上も爆発して下も爆発ってなったんだよ」

アオイちゃん
「あははははは」

サイトくん
「めっちゃヤバイでしょ」

大豆生田さん
「他の子たちが半分ウソかな?と思いながら、本当かもしれないみたいなことを楽しむことが起こっている。お話の世界みたいなことを空想できることが、現実のつらいことを乗り越えて行く力になる。さっき嫌なことがあってもすぐ乗り越えられるというのも空想の力(ファンタジーの力)があるのではないかといえる」

相手とのやり取りで折り合うことを覚える

2日目の午後。関係が深まってきた10人の子どもたち。

この場所の名前を決めてもらうことにしました。

保育士さんと円になってイスに座っています。

セイラちゃん
「おはな幼稚園がいい」

紙に書く保育士さん。

さくら幼稚園、たけのこ幼稚園、ハート幼稚園、ダイヤル幼稚園という名前があがりました。

保育士さん
「この中から1つ決めたいんだけど、どうやって決めたらいいんだろう?」

ブンタくん
「『みんなダイヤルにして、お願い』って言えばいいんじゃない?」

保育士さん
「じゃぁここに来てみんなに言ってごらん」

ブンタくん
「みんなダイヤルにして、お願い」

ユウナちゃん
「え、やだ」

アタラくん
「ダイヤルでいいじゃん!」

保育士さん
「じゃぁダイヤル幼稚園がいいっていう人は手を上げて」

ダイヤルは男の子たちに人気で、男の子4人が手を上げました。

保育士さん
「ユリちゃんは何が良かったの?」

ユリちゃん
「ハート幼稚園」

保育士さん
「いいよという人は何人いますか?」

ハートは女の子が支持。意見が分かれました。

サイトくん
「じゃぁハートダイヤル幼稚園は?」

名前をくっつけるというアイデアに「いいよ!」という子どもたち。

保育士さん
「ハートダイヤル幼稚園でいいですか?」

ユウナちゃん
「やだ!」

保育士さん
「ユウナちゃんが納得いっていないようだけど」

ユウナちゃん
「ロボット幼稚園」

ブンタくん
「ハートダイヤルロボット幼稚園」

保育士さん
「どうですか?」

サイトくん
「それいいね!」

ユウナちゃんもうなずきました。

保育士さん
「決まりました!」

大豆生田さん
「大人も”ジャンケンで決めよう”などよくやる。運命で決めるから誰も傷つかないという方法だが、相手とのやり取りの中でいい結論を導き出すというプロセスを奪ってしまうことになるので、みんなで考えてみんなで『良かったね』と思える折り合い方を試行錯誤したところに意味がある」

見ているだけでも立派な参加

3日目。

外にある大きな白い扉の前に集まる子どもたち。

保育士さん
「いまこの中に珍しい生き物がいます。遊んでみたい人」

手を上げる子どもたち。

保育士さん
「怖いなっていう人」

手をあげたアオイちゃん。

保育士さん
「怖いなっていう人はお部屋に入ってもいいよ」

扉を開けると大きなケヅメリクガメがいました。(全長70㎝、体重25㎏)

触る機会はなかなかないカメです。

「かわいい~」と甲羅を触る子どもがいる一方で、ただ見ている子もいます。

大豆生田さん
「好奇心を持ってすぐに行こうとする子と、恐怖心のほうが強くなる子と両方出てきた。遠巻きに見ながら気持ちとしては参加したいし、しているという周辺的な参加。そこからゆっくりと対象物に近づいていくのも参加のあり方」

エサのニンジンを持ったけれど近寄れなハルちゃん。

保育士さん
「ハルちゃんは何が怖いの?」

ハルちゃん
「おくち。指を食べられそうで怖いの」

ユウナちゃん
「カメ怖いの?」

保育士さん
「指が食べられそうなんだって」

ユウナちゃん
「(エサを)落としたら普通に食べるよ」

そう聞いたハルちゃんは、ユウナちゃんについていきます。

ユウナちゃん
「ほら、落として」

ハルちゃんは恐る恐る近づいてしゃがみ、カメの口の近くにニンジンを置きました。

カメがハルちゃんがあげた人参を食べました。

ハルちゃん
「やった!わたしのニンジン食べた!」

欲求と思いやりの間で葛藤がある

仲良く過ごしている子どもたち。でもこの日はちょっとした事件が。

教室でリカちゃん人形で遊んでいたアオイちゃん。

ユリちゃん
「ねぇ、貸して」

アオイちゃん
「ダメ。使ってる」

少しして遠くから話しかけるアオイちゃん。

アオイちゃん
「ゆりちゃん、やっほー」

ユリちゃん
「ヤダ」

アオイちゃん
「ユリちゃん、なに?」

ユリちゃん
「リカちゃん貸してくれないからやだ。一度も使ってないのに」

アオイちゃん
「だってこれ今使ってるんだもん」

ユリちゃん
「ユリちゃんだって使ったことないもん」

アオイちゃん
「使ってるんだもん、しょうがないでしょ。ダメなものはダメなの」

ユリちゃん
「もうやだ」

ユリちゃんはついに泣き出してしまいました。

おやつの時間。

ここで子どもたちにちょっと意地悪な課題を用意しました。

大きなケーキを持ってきた保育士さん。

保育士さん
「ここにいる5人だけじゃなくて、みんなで食べるから待っててね」

テーブルの上に置くと、保育士さんたちは教室を出ていきました。

開さん
「脳の構造的、脳的な発達の観点から言うと、前頭前野の機能、構造がずいぶん変わってきている時期。我慢も前頭前野の機能の1つと言われている。『ちょっと待っててね』と言われてどれだけ待たなければいけないのか分からない状況で我慢しなければいけないというのが見どころ」

ケーキを見ている子どもたち。

トウヤくん
「あ!隠れるんだ!」

みんな棚の陰に隠れ始めました。

開さん
「我慢しなければいけないときの戦略をいくつか持っていると我慢できる。大人も同じだが、気逸らし行動。数を数える、隠れる、別なことをするなど4歳でもいろいろなやり方を思いつく。1人ではなくて大勢いると気逸らしの方法が増えてくるのがおもしろい」

今度はなぞなぞで気をそらす子どもたち。

それでもなかなか保育士さんは戻ってきません。

アオイちゃん
「お腹すいたね」

トウヤくん
「さっそく食べたくなってきたな」

アオイちゃん
「イスだけ置いておこうよ」

トウヤくん
「そうだ!いい考えだ!」

テーブルの周りにイスを並べる子どもたち。

イスに座っていたトウヤくんがついにケーキに人差し指を伸ばし、クリームを少しだけ舐めてしまいました。

が、みんなギリギリ我慢できました。

ここでもう一つの課題です。

子どもたちは10人ですが、ケーキは11切れありました。

トウヤくん
「トウヤもらう~」

ブンタくん
「ブンちゃんもらう!!」

大豆生田さん
「これだけ待ったんだもんね、なんとしても2個欲しいよね(笑)」

ユリちゃん
「半分こ」

保育士さん
「みんなそれでいいの?」

ハルちゃん
「おかわりしたいの」

開さん
「そもそもケーキはみんなのものだと言われていたが、待ったというのはかなりケーキに対する所有感が出てきた。あとから来た5人の子はわかっているので、自分にもちょうだいと言い出す子はいなかった。敬意を払っている」

1つのケーキを欲しいがるトウヤくんとブンタくん。

セイラちゃん
「一人だけのケーキじゃないよ!」

ブンタくん
「お腹いっぱいになっちゃったらどうする?」

セイラちゃん
「(ハルちゃんは)イチゴだけにする?」

うなずくハルちゃん。

セイラちゃん
「あのね、(ハルちゃんは)イチゴだけにするって」

保育士さん
「そうなの?」

うなずくハルちゃん。

セイラちゃん
「イチゴは取っていいの?」

うなずくブンタくん。

トウヤくん
「トウヤはクリームだけ食べたい」

保育士さん
「じゃぁ分けるよ?」

イチゴはハルちゃんに、クリームの部分をトウヤくんに、スポンジはブンタくんに分けました。

セイラちゃん
「(中の)イチゴ落ちちゃったけど。ねぇこれセイラちゃんがいい」

なんとか自分たちの力で解決しました。

開さん
「公平性に関する取り決めを合議でやろうとするのが驚きだった」

大豆生田さん
「セイラちゃんは調整をするんだけど結局最後に自分も欲しいと言い出した。自己制御をあれだけしながらもう一方の自己中心性との葛藤がすごく見えた」

自分で価値観を変えられる

4日目。

給食を先に食べ終わったアオイちゃんはおもちゃコーナーへ行きます。

アオイちゃん
「やった!ドレスの人形もらっちゃった~。ねぇねぇユリちゃん、わたし先に食べ終わったから」

アオイちゃんとユリちゃんは人形の取り合いがまだ続いていました。

ユリちゃん
「じゃぁさ、ユリちゃんが食べ終わったらユリちゃんに貸してね。それまではずっと使ってていいから。それでいい?」

首を横に振り続けるアオイちゃん。

大豆生田さん
「子どもは物や道具を媒介にして相手と繋がりたいということをよくやる。アオイちゃんはユリちゃんと一緒に遊びたいけれど、相手と折り合うことの難しさ、葛藤するということが見える」

アオイちゃん
「ダメ!」

ユリちゃん
「じゃぁもうアオイちゃんと帰らない!昨日約束したのに」

その後もアオイちゃんは気にせず一人で遊んでいます。

給食を食べ終わったユリちゃん。

アオイちゃん
「ごめんね!ユリちゃん。まだ貸せないの、まだ使ってるから」

ユリちゃんは話しかけるアオイちゃんの前を素通りし、ウサギのぬいぐるみを手に取りました。

開さん
「4歳だと同一のものを取り合うのではなく、別な物へ注意を向ける。自分の中で価値を変える。ウサギでもいいやと思えば対した違いはないからいいんだとユリちゃん自体はチェンジすることができた。これも前頭前野の発達のすごいところ」

友達とのいざこざを経験して社会性を身につける

アオイちゃん
「ユリちゃん、お人形一緒に使おう」

ユリちゃん
「ユリちゃん、ウサギさんで遊ぶからいい。ユリちゃん、セイラちゃんと遊ぶ」

アオイちゃん
「仲間に入~れ~て」

ユリちゃん
「じゃぁこのぐらいだったらいいよ」(親指と人差し指で少しのすき間を作る)

アオイちゃん
「やっぱりこのぐらい遊んでほしいんだ」(親指と人差し指で大きなすき間を作る)

ユリちゃん
「えー」

アオイちゃん
「じゃあこのぐらいは?」(両手を広げる)

ユリちゃん
「ダメー」

アオイちゃん
「いいじゃん!」

ユリちゃん
「えーやだー」

セイラちゃん
「じゃぁ、アオイちゃんが持ってる人形を貸してくれたら、長い時間一緒に遊ぶ?」

うなずくユリちゃん。

アオイちゃん
「ずっと遊んでくれる?」

セイラちゃんがうなずくと、アオイちゃんは持っていた人形をユリちゃんに渡しました。

ユリちゃん
「じゃぁ…」

と、ユリちゃんはウサギのぬいぐるみをアオイちゃんに渡しました。

開さん
「保育士さんや幼稚園の先生はいざこざを抑え込むように教育するかもしれないが、それほど抑え込む必要はないと思っている。競争関係になったときにどうやって解決しなければいけないか、他の人の心に共感できる、困っている人たちにどうやったら助けてあげられるかを学習する」

5日目。

保育士さん
「今日でハートダイヤルロボット園はおしまいです。最後にみんなで挨拶をしましょう」

子どもたち
「さようなら!」

4歳の子どもたちはどんどん成長する姿を見せてくれました。

ちゃママ感想

生まれ持った気質、生まれてからの環境によってできた性格は本当にいろいろですね。

一人一人の発言がかわいらしくておもしろかったです。

性差について、わたしも息子には「男の子だから青」とか「男の子なんだか◯◯」というのはあえて価値づけしないようにしてきたつもりですが、いつのまにか既存の価値観に染まっていました。

幼稚園など外の世界では男の子はブルー系、女の子はピンク系のものが多いので、自然にそう思うようになっていくのでしょうね。

 

前頭前野には何かをするというアクセル(Go)と何かをしないというブレーキ(NoGo)の機能があります。

少しずつ発達していくわけですが、このアクセルとブレーキがコントロールできるということは、感情のコントロールができるということです。

とくにブレーキの発達は大切で、将来の自己抑制能力(自制心)につながっていきます。

自制心がどれだけ重要かは、以前初耳学で紹介されましたよね↓

【初耳学】〇〇心と〇〇力が将来の収入を左右する

そして、もしも子どもが空想の世界の話をする場合は、根気よく聞いてあげてください。

息子はあまりしませんでしたが、本当に一時期だけです。

あっという間に月日は過ぎて、そんな話を全くしなくなりますからね…(淋)

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