こんにちは、ちゃママです。
図書館から借りていた本。
返却期限が過ぎていたのをすっかり忘れていたので、「今日返しに行こう!」と息子に話したら、
「オレは一緒に行きたくないよ、だらしないって思われるじゃん」
と……チーン(+_+;
さて、「小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと (中経の文庫)」という本を読みました。
- 親のポリシー編
- 悪い言葉づかい編
- しつけ編
- 日常の習慣編
- 小学校の現実を知らない編
と5つの章に分かれていて、115のことが書かれています。
115のなかには、「ん?そうかな?」「先生側から見ると親をそう思ってるんだ…」など思うこともありましたが、小学校の現実を知らない編は、今後子どもが小学校に入るという方は読んでみてもいいと思いました。
今日はその一部を簡単にまとめてみました。
目次
小学校に入るとこう変わる
筆者は、小学校に入学する前に、最低限、次の4つのことを身につけさせておくべきだといいます。
- 先生の話が理解できること
- 教科書が読めること
- 45分間、座っていられること
- 学習内容を理解できる実体験をしていること
小学校に入ると、園では1日中遊んで過ごしていたのが、1コマ45分の授業を4コマも5コマも座って聞かなくてはなりません。
また、チャイムで時間が区切られる生活になります。
毎日給食を食べなければならなくなります。
下の名前で~くん、~ちゃんと呼ばれていたのに、”さん付け”で呼ばれるようになります。
親やバスでの送迎ではなく、1人で(集団登校で)歩いていきます。
学力に対して成績表があります。(評価される)
子どもの脳は一夜にして変化するわけではないのに、小学生になると、子どもにとっては大きな環境変化が身の回りで起こります。
ゆとり教育ではなくなった
移行期間を経て平成23年度から教科書が全面改訂され、指導内容が多くなり内容も難しくなりました。
教科書のページ数は25%も増え、分厚くなりました。
今は、入学時点で自分の名前を読み書きできない子どもは数えるほどしかいないそうです。
全員、文字を知らないで入学してくるという建前で4月の授業はスタートしますが、実際にはほとんどの子どもがひらがなの読み書きができるので、担任の先生は大多数の子どもに合わせて授業を進めていきます。
5月には連絡帳に自分で翌日の持ち物を書かせます。
夏休みには絵日記の宿題が出され、2学期からは漢字が出てきます。
まったく文字の読み書きができないまま4月に入学した子は、ついていくことができません。
とくに算数は大きく変わっています。
ゆとり教育のときは、1年生で一番難しい計算問題は「9+3」や「13-4」でした。
いまは、「25+30」や「78-30」などの2ケタのたし算も1年生で習います。
デシリットル、リットルなどのかさの単位、分数は2年生、3年生では小数を習います。
算数は積み重ねの教科です。
下の学年で習ったことが身についていなければ、雪だるま式にわからなくなり、落ちこぼれてしまいます。
「知識があると授業が退屈になる」というのは、全く逆で、知識のある子どもが一番真剣に授業を聞いているといいます。
授業に集中できない子どもの中には、文字や算数に全く触れてこなかったため、授業がわからず、話が聞けない子がいるそうです。
そういった意味でも、幼児期に読み書き、算数の土台(数の概念)を知っておくことが大切なのだそうです。
ちゃママまとめ
実際、息子も5月のGW明けから、連絡帳に宿題や翌日の持ち物を書いてきました。
就学前健診では自分の名前を書くように言われたり、質疑応答がありました。
(「就学前健診」とは?知っておくべき検診当日の流れ)
そして、いま思い出しましたが、冬休みに入る前、息子の友だちが2人遊びにきたときのこと。
少し前にやった国語と算数の応用問題の点数について話していました。
「あのテストで〇〇くんが10点だったんだよ!?」
「えーっ!ありえない!」
わたしも話を聞いていたので、そんなことは言ってはいけないよと言いながらも、1年生の時点で差がついてしまうことの怖さみたいなものを感じました。
勉強は追いつくとは言いますが、幼児期の親の働きかけはとても大切だと思いました。
だからといって、親が焦って入学前に急にやらせるのではなく、少しずつ遊びの中に取り入れながら親しむのが理想的ですね♪
そう考えると、わが家は本当にこどもちゃれんじをやっていて良かったんだと思えます。
(意外と?わたしはボーっとしているので;)
しまじろうありがとう!
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