こんにちは、ちゃママです。
2017年12月16日放送の世界一受けたい授業を見ました。
「今年わかった16の新常識」がランキング形式で発表されました。
ランキング1位は「教育」。
「都立日比谷高校流、本当にデキる子の育て方」と題して、いま話題の本の著者である都立日比谷高校校長竹内彰先生がスタジオにきました。
偏差値71の都立日比谷高校は、夏目漱石やノーベル賞受賞者の利根川進博士、元官僚の岸博幸さんらが通った名門。
ここ何年かは、東大合格者数が低迷していました。
しかし、竹内先生が校長に就任すると、急激にV字回復。
公立校の中で、4年連続で全国No.1を達成。
ところが、竹内校長先生が目指したのは、東大合格者数ではなく世界でリーダーシップをとれる生徒。
すると、東大合格者数がどんどん増えたのです。
竹内先生
「大学合格がゴールではありません。将来どんな業界に進むのであれ、その業界でグローバル(世界的な)リーダーになれる人材を育てるのが、私たちの使命だと考えています」
竹内先生が伝えたい、受験生を持つ親が絶対にやってはいけない7つのこととは。
目次
やってはいけない7か条
1.悲観的なことを言う
「東大に受からなかったら、お前の将来真っ暗だぞ」
「年収に差が出るのよ。安月給よ、安月給」
竹内先生
「悲観的なことを言うと、ネガティブな思考回路になり、自信がなくなっていく。
そして、悪い想像をする親に不信感を抱きます。
逆に、『あの大学に入るとこんないい事がある』と言い方をひとつ変えるだけで、信頼関係は良くなる」
2. 子どもを兄弟や他人と比較する
「はぁ…お兄ちゃんは成績が良かったのに、あなたはどうしたの…」
3.親の価値観を押し付ける
「いいか!公務員だぞ。安定した人生が一番なんだ。お前のために言ってるんだぞ!」
竹内先生
「親が信念を持っていることは問題ないが、それを押し付けるのはよくない。結論は、子どもに出させる」
4.模試の成績ですべてを判断する
「こんなんじゃ、全然入れないよ」
5.子どもの食事を作らない
6.受験会場まで親がついていく
7.子どもの持ち物を無断で確認する
竹内先生
「子どもとはいえ、プライバシーは尊重すべき。親が信頼すれば、必ず子どもに伝わり、子どもは自分で考え、正しい道を進む。
子どもの自主性を尊重することも親の大事な役目。過保護になりすぎず、突き放さず、適度な距離間で寄り添うのがいい」
都立日比谷高校に潜入
都立日比谷高校は、今年で創立140年。
所在地は、千代田区永田町。近くには、国会議事堂や自民党本部があり、日本の政治の中心地。
1クラス40人ほどで、1学年は8クラス。
生徒数は約980人。男女比はほぼ同じ人数。
教室には黒板が3つある。(前、横、うしろ)
黒板が3つあることで、数学の授業で問題を解くとき、長い数式を何人かの生徒が同時に書くことができる。
英語の授業に潜入してみると、授業をしているのは生徒。
日本語はいっさい使わず、ガリバー旅行記ついて英語で発表していたり、英語でクイズを出題していたり。
生徒が授業をするのは、英語だけではなく地理や国語など多くの教科で見られた。
竹内先生
「将来、世界でリーダーとして活躍するためには、自分の意見をきちんと発信、提言できる力が必要」
生徒たちは、本の戦い「リブリオバトル」と呼ばれる競技で、授業以外でも表現力を磨いている。
(リブリオバトル・・・自分の好きな本が、いかに面白いかをプレゼンするバトル)
今年の東大合格者数が45人だった都立日比谷高校の生徒の95%がやっていること。
それは、部活動。
すべての部活が、週5日、土日はどちらか1日活動し、必ず夕方6時には終わる。
将来、世界でリーダーとして活躍するには、仲間と協力することが必要になるので、部活に参加するように勧めている。
部活動以外にも、臨海学校や体育大会、合唱祭、スキー教室など、高校3年生の9月まで課外活動が目白押し。
中でも文化祭は、1年生から3年生まですべてのクラスが劇を披露する。
このとき、クラス全員が1つにまとまり、共同作業の難しさと喜びを学ぶ。
竹内先生がいる校長室のドアは開けっ放し。
生徒は気軽に入ってきて、校長先生と話をしたり、相談したりしている。
他の多くの進学校とは違い、高校3年生まで受験に関係のないすべての教科を学んでいる。
竹内先生
「普通は2年生で理系と文系に分けるが、日比谷高校では理科も社会もすべての科目を学ぶ。
たとえば、政治経済。大学受験にはあまり使わないが、世界で活躍するには、必要不可欠な教養。
世界のリーダーになるには、最低限の教養を身につけなくてはいけない」
ちゃママまとめ
親がやってはいけない7か条は、 ”受験生を持つ親”ではなくてもやってはいけないことがありましたね。
そして、まさに文武両道。
勉強だけではない人間力を養う教育をしていると感じました。
世界でリーダーシップをとれる人材を育てる。
あの開成高校でも、未来のリーダーを意識した教育をしていました。
「開成学園」がやっている、子どもを伸ばす驚愕の教育法とは?そして、自分の意見をきちんと発信、提言できる力をつける。
小1の息子にはまず、自分で考える力をつけてあげたいと思いました。
そのためには、自分で考えさせる親の”質問のしかた”が大事ですよね。
わたしもたまに読み返して意識しなければっ↓
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