落合博満「オレ流!自分・他人の才能を伸ばす方法」|世界一受けたい授業

こんにちは、ちゃママです。

2018年7月14日放送の世界一受けたい授業を見ました。

中日ドラゴンズ元監督・落合博満さんがスタジオに来校し、「自分の才能・他人の才能を伸ばす方法」を教えてくれました。

育児にも使える方法だと思いましたので、書いておこうと思います。

目次

自分の才能を伸ばす方法

まずは自分で考える

こんな経験ありませんか?

子「ママ、ココわからないから教えて」

母「ココとココを足して2で割ればいいんだよ」

子「わかった!ありがとう!」

これではダメ

すぐにやり方を聞くのではなく、まずは自分で考えることが大切だといいます。

実際、落合さんは新人時代から自分で考えることを徹底していました。

春のキャンプで打撃練習をしていると、当時の監督(山内一弘さん)が落合選手の打ち方が良くないと指摘。

しかし、「俺のことは放っておいてください」と監督からの指導を拒否

自分に適した練習法を自分で考え、打撃フォームを作っていきました。

すると、入団3年目に打撃の才能が開花し、首位打者のタイトルを獲得。

そして翌年には史上最年少、28歳で三冠王にも輝いたのです。

 

一番偉い監督の言うことを無視した?

落合さん
「自分でいくらやろうと思っても、それができなかった。
山内監督にわれわれが言われたのは『投網をきれいに川に投げる。これがバッティングの極意だ』と。何を言っているのかさっぱり見当がつかなかった。

『すみません。僕にはできませんからほっといてください』と言った」

自分で考えて失敗した場合は?

落合さん
「失敗はいくらしてもいい。成功ばかりじゃない。失敗したら何が悪かったのかを考えてまたやればいい。やらないで後悔するんだったら、やって先に進んでいきたいというのが生き方」

伊集院光さん
「キャンプで落合さんのノックを見ていると、簡単なゴロを打っているのに選手が捕れない。その選手の能力の30㎝向こうに打つ。すごい選手でもその30㎝向こうに打っているからギリギリ届かない」

落合さん
「1日に1㎝でも2㎝でもいいので守備範囲を広がていかないと」

一流への第一歩は「マネる」

一流になるための第一歩は、人のマネをする

落合さん
「過去に打ったバッターや優勝させた監督など、教材はたくさんある。それをどうやって自分の中に入れて答えを出してやってみるか。違ったらまた別のものを入れればいい。まずはマネから入る。形から入るのもいいと思う」

選手を褒めることは?

落合さん
「褒めません。絶対褒めません。こっちが思っていることをやってくれたということは想定内ということ。
想定内のことを褒めると、その先がなくなってしまう。
”褒められないということは、認めてくれているんだ”という方向に持っていった。選手も途中からそれを理解してくれた」

他人の才能を伸ばす方法

ミスは叱らないが手抜きは叱る

こんな経験ありませんか?

母「今日テスト返ってきたんでしょ?」

子「うん」

母「えっ!50点?なんでこんなに点数が悪いの?」

このように、テストの点数だけを見てただ怒っていませんか?

ここで重要なのは、その原因がミスなのか、手抜きなのか

落合さん
「一生懸命やったうえでのミスや失敗は仕方がない。ミスも才能を伸ばすチャンス」

ミスをしたとき、ただ叱るのではなく「なぜ失敗したのか?」考えられるように導きましょう。

落合さん
「手を抜いて自分のできることをやらなかったときは叱るべき。手抜きを放置すると失敗を無駄に繰り返すことになり、才能は伸びない」

自分の考えを伝える

この上司のような経験、ありませんか?

上司「山田君、昨日言ってた先方へのお礼はやってくれた?」

部下「はい、ちゃんとメールしましたよ」

上司「直接会いに行ってって言っただろ」

部下「そんなこと言いましたか?」

自分が伝えたかったことが、相手に全く伝わっていない。

これにもオレ流の解決法があるのです。

落合さん
オウム返しさせる」

たとえば、

上司「ちょっと君、これを取引先の部長に直接渡してきてくれ」

部下「わかりました」

上司「俺がいま言ったことをもう一回言ってみて」

部下「はい、これを取引先の部長に直接お渡しすればいいんですね?」

上司「そうだ。ちゃんと聞いてたね」

これでいいのです。

落合さん
「これを教えてくれたのが、野球界の大先輩の関根潤三さん。
『いいか?選手にはいくら言ったって聞いたフリしてるだけだから、今しゃべったことを相手にしゃべらせろ!そしたら相手は一字一句もらさないように聞くようになるから』と教わった」

北斗晶さん
「息子2人(19歳と15歳)がそろそろ将来のことを考えていかなければいけない歳だが、『何になりたいのかわからない』『何をめざしたらいいか、わからない』と言っている」

落合さん
「才能を持っていない人はいない。その才能を自分で見つけられるかどうかは別物。周りで見ている人がこの子には『これに関してものすごい才能を持っているのでは?』というものを見つけて、それを伸ばしてあげるのが一番いい。才能がない人は一人もいません」

ちゃママ感想

自分で考えること、人のマネをすること、手抜きは叱ること、オウム返しをすること。

わたしはまさに親子で実践したいことだと思いました。

そもそも子どもを育てるときは、自分が育てられたように自分の子どもを育てることが多いです。

それに加えて、本やネットなどでたくさんの情報が得られる時代。

自分と自分の子どもに合ったスタイルはどんななのかを自分の頭で考えながら、マネをしてみる。

「学ぶ」は「真似ぶ」

わたしもはじめはカヨ子おばあちゃんやヨコミネ式など、私たち親子にできそうなことをマネしていました。

ちゃママが「育脳」をはじめた理由

オウム返しは子どもとの約束などにも利用できますね。

また、会話の中でオウム返しをすれば「共感」を示すことになり、子どもはもっと話したいと思うようになります。

とくに2~3歳のイヤイヤ期にはこのオウム返しが効果的だという話は以前書きました。

2歳児には「おうむ返し」が効く!子育てコーチング(1)

そして、「手抜きを放置すると失敗を無駄に繰り返すことになる」というのは、勉強だけでなくダイエットでも言えると思いました(苦笑;)

 

先日書いたギフティッドの翔くんのお母さんも「子どもの才能を見出す一番身近な存在は親」だと話していました。

【本紹介】僕が14歳でカナダ名門5大学に合格できたわけ

本当にやりたいことを持っている人間に育てる。

苦手なことよりも得意なことを伸ばしてあげる。

親の役割は大きいですね。

小学生時代は子どもの「自分探し」を手伝おう! 【変わる大学入試】齋藤孝「新時代」に求められる「3つの力」 「人生ゲーム」は自分の将来を考えさせるための最高のツール 【衝撃】子どもが「自立すること」の本当の意味

あ!個人的に、小学校高学年くらいまでの子どもは褒めたほうがいいと思います。
とくに男の子は褒めて育てたほうが脳的にもいいそうですよ(^-^;

【小学校低学年】脳の発達まとめ「やる気スイッチ」を押す方法 【やる気UP】子どもが続けたくなる「褒め方」とは 「褒め力(ほめぢから)」がアップする、たった3つの方法